国立歴史民俗博物館、「正倉院文書」の複製制作のためクラウドファンディングを実施

国立歴史民俗博物館が、国内外での展示・研究での活用を目的とした「正倉院文書」の複製制作のためのクラウドファンディングを実施しています。

プロジェクト名は「正倉院文書複製製作プロジェクト~1,300年前の文書を未来へ~」で、目標金額は350万円、期日は2018年3月30日までとなっています。

同館では、「正倉院文書」約800巻の完全複製を目指し、1981年以来、長期事業を継続して行ってきており、2017年度現在、全体の約半分の400巻を完成させていますが、現在進めている「正倉院文書」の「続々修第12帙第8巻」の複製化は、近年の予算縮減により撮影までは完了しているものの、複製製作の経費が大幅に不足している状況のため、その経費確保のために、クラウドファンディングを実施するものです。

千葉銀行が、クラウドファンディングサービス「Ready for」を提供するREADYFOR株式会社と業務提携をし、同社への第1号紹介案件として、国立歴史民俗博物館ぼ同プロジェクトへの資金調達を支援するものです。

半世紀にわたる歴博の挑戦!正倉院に残された古代の文書を後世へ(Ready for)
https://readyfor.jp/projects/rekihaku1

READYFOR株式会社との業務提携および第1号紹介案件について
~国立歴史民俗博物館の文化財保存活用プロジェクトの資金調達をご支援
~ [PDF:2ページ](千葉銀行,2017/12/21)
http://www.chibabank.co.jp/news/hojin/2017/1221_01/pdf/news20171221_01_001.pdf

歴史民俗博物館、「正倉院文書」複製へネットで資金調達 3月末までに目標300万円(産経新聞,2017/1/13)
http://www.sankei.com/region/news/180113/rgn1801130052-n1.html

参考:
交通文化振興財団、財団所蔵の交通関係資料を公開するデジタルアーカイブ構築を目的にクラウドファンディングを実施中
Posted 2017年12月6日
http://current.ndl.go.jp/node/35108

大宅壮一文庫、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始
Posted 2017年5月19日
http://current.ndl.go.jp/node/34014

筑波大学附属図書館、良質な本を充分に揃えるための支援金をネットで募集開始
Posted 2017年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/33344

東京藝術大学附属図書館、クラシックSPレコードを救うための支援金をネットで募集開始
Posted 2016年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/33091