DOAJ、オープンアクセスジャーナルの定義に関わる方針を変更

2016年9月8日、オープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)が、オープンアクセスジャーナルの定義に関わる方針を変更したことを発表しています。

これまで、DOAJでは、ブダペスト・オープンアクセス運動(BOAI)の定義に密接に従った、完全かつ詳細なオープンアクセス(OA)宣言を明確にウェブサイト上に掲載することを要求していましたが、2016年9月8日からは、簡略なOA宣言でも承認するとのことです。

ただし、クリエイティブコモンズやそれと同等のライセンスを組み込んだものを、関連するページやパラグラフ、ジャーナルのウェブサイトに掲載することが必要で、もしそうでなければ、BOAIの定義に準拠したOA宣言が必要です。

また、2016年8月からは、利用者が全文を閲覧する際に登録が必要なジャーナルの登録を受け付けなくなったことや、通常の更新作業の一環で、登録済みのジャーナルを確認し、そのようなジャーナルを削除し出版社に通知するとのことです。

Policy updates: open access statement and user registration (DOAJ,2016/9/8)
https://doajournals.wordpress.com/2016/09/08/policy-updates-open-access-statement-and-user-registration/

参考:
DOAJ、約3,300タイトルの削除について発表
Posted 2016年5月12日
http://current.ndl.go.jp/node/31580