米・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料のデジタル化作業が予定より早く完了する見込み

米・インディアナ大学では、2020年の開学200年に向けて、所蔵する録音映像資料のデジタル化作業を行なっており、当初完成まで15年かかると考えられていましたが、予定より早い終了が見込まれることが報じられています。

当初は、1点づつデジタル化する方式で作業期間を検討していたものの、ソニーの子会社Memnon社のMemnon Archiving Servicesによる録音映像資料の高速デジタル化技術を採用することで計画の前倒しが可能となったとのことです。

この1年で、10万点の記録をデジタル化することができたと紹介されています。

Indiana University’s digitization project ahead of schedule(The Wichita Eagle,2016/7/25)
http://www.kansas.com/news/business/article91681737.html

Report: “Indiana University’s Digitization Process Ahead of Schedule”(infoDOCKET,2016/7/25)
http://www.infodocket.com/2016/07/25/report-indiana-universitys-digitization-process-ahead-of-schedule/

Indiana University digitization initiative preserves more than 100,000 items in first year with Sony’s Memnon Service(Memnon,2016/7/8)
http://memnon.com/indiana-university-digitization-initiative-preserves-more-than-100000-items-in-first-year-with-sonys-memnon-service/

関連:
Sony Europe Ltd acquires Memnon, the world’s foremost audiovisual digitisation service provider(Sony,2015/7/1)
http://www.sony.co.uk/pro/press/pr-sony-europe-ltd-acquires-memnon

参考:
米国・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料63万5千点をデジタル保存へ
Posted 2015年11月9日
http://current.ndl.go.jp/node/29907

インディアナ大学、資料の保存・デジタル化に1,500万ドル:創立200周年に向けて
Posted 2013年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/24525

E986 – インディアナ大学の音声・映像資料の保存についての調査報告書
カレントアウェアネス-E No.160 2009.11.04
http://current.ndl.go.jp/e986