韓国国立中央図書館、機関リポジトリ普及促進プロジェクトOAKの新規対象機関を発表:国内民間ポータルサイトとの連携も視野

2016年7月19日、韓国国立中央図書館(NLK)は、2009年に文化体育観光部のR&Dプロジェクトが着手し、2014年からはNLKが主管している機関リポジトリの普及促進事業OAK(Open Access Korea)の今年の対象機関に、大田大学、順天郷大学附属富川病院、全北研究院、忠南研究院、韓国環境政策・評価研究院の5機関が選定され、これにより、事業の対象機関が合計41機関となったと発表しています。

今後、選ばれた5機関では、システム構築、学内の他のシステムとの連携、無償のシステムメンテナンス(1年間)、機関リポジトリの運営教育などでの支援を受けられるとともに、NLKが開発したOAKリポジトリに学術文献を登録することで、OAKポータル及びGoogle等を通じて、それら学術文献を広く普及させることが可能となります。

現在、OAKポータルを通じて、31機関約53万点の学術資料の利用が可能となっており、今後はGoogleだけでなく、ネイバー(NAVER)など、韓国国内の民間ポータルサイトを通じてもそれらが利用できるようにしていく計画とのことです。

연구결과물 체계적 관리 ‧ 보존 및 전 세계 무료 유통 확대 앞장(NLK,2016/7/19)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8649&notice_type_code=3&cate_no=0

OAKポータル
http://www.oak.go.kr/

参考:
2016OAK(Open Access Korea)・共有著作物創造資源化共同ワークショップの資料集が公開(韓国)
Posted 2016年3月18日
http://current.ndl.go.jp/node/31051