2015年11月18日、アイルランドの芸術・文化遺産・ゲールタハト担当大臣は、アイルランド国立図書館(NLI)と連携して、キルデア通りにあるNLIの1890年代・ビクトリア朝時代にさかのぼる歴史的な建物に対して新規の設備投資を行なうと発表しました。
景気回復のための政府による設備投資計画の一環であり、再開発工事の第一段階として1,000万ユーロが予算が計上されています。
再開発により以下の案件に対処するとのことです。
・1890年代の建物を改修して、ユニバーサルアクセス、火災予防、健康と安全、循環、セキュリティ、機械的・電気的サービス、環境の持続可能性といった現代の基準を満たす。
・訪問者や読者の設備のアップグレードと強化。
・文化遺産コレクションの保存条件を強化。
・アクセスとセキュリティの両方の改善
・業務分野のアップグレードと合理化。
・図書館の拡張された建物の複合体を通じてより良い連携を提供。
会議室やプロジェクトスペースの設置、訪問者の観光スポットとしての展示室なども計画されているようです。
Minister Humphreys announces major capital investment programme for the National Library of Ireland(Department of Arts, Heritage and the Gaeltacht,2015/11/18)
http://www.ahg.gov.ie/minister-humphreys-announces-major-capital-investment-programme-for-the-national-library-of-ireland/
アイルランド国立図書館
http://www.nli.ie/
参考:
アイルランド国立図書館、予算が増えないのであればサービスを縮小せざるを得ないと訴える
Posted 2014年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/27367