2015年8月13日、Nature Publishing Group(NPG)とPalgrave Macmillan社は、約22,000人の執筆者調査のデータを公開しました。この調査は2015年4月に、社内の研究目的のためにNPG社やPalgrave Macmillan社及び他の出版社で論文を書いた研究者を対象として行われたものです。
2014年の調査では、直近の3年間にOA出版を選択していなかった研究者の40%がOA出版論文の質への懸念を表明していましたが、この2015年の調査では、27%に減少しました。人文科学・ビジネス・社会科学分野では、2014年の54%から2015年の41%と顕著な減少を示しましたが、依然としてこの懸念は、執筆者がOA出版を選択しない主要な要因となっているとのことです。
2014年の調査結果と同様、執筆者・資金提供者・出版社のより深い相互理解のために、匿名データを公開しています。調査では、オープンアクセス、雑誌の評判の決定、出版社の活動やサービスの価値、資金提供者によるOA義務化などのトピックについて執筆者の見解を明らかにしています。
Perceptions of open access publishing are changing for the better, a survey by Nature Publishing Group and Palgrave Macmillan finds(NPG、2015/08/13)
http://www.nature.com/press_releases/perceptions-open-access.html
Open Access: NPG and Palgrave Macmillan Release Findings From Survey of 22,000 Authors(InfoDOCKET、2015/08/13)
http://www.infodocket.com/2015/08/13/open-access-npg-and-palgrave-macmillan-release-findings-from-survey-of-22000-authors/
参考:
NPGとPalgrave Macmillan社、約30,000人の執筆者調査の結果を公開
Posted 2014年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/27263