途上国において図書館を通じてデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFL(Electronic Information for Libraries)は、ザンビアの図書館コンソーシアム“Zambia Library Consortium”(ZALICO)とともに、同国内で6か月間のOAキャンペーンを実施することについて発表しています。
このOAキャンペーンは2段階(関係機関レベル、国全体)にわけて実施されるとのことで、今回は、ZALICOを構成するザンビア大学(国内最大の大学)やNational Science Technologyなど、国内5機関において各機関の理事長や大学の総長等との交渉や理事会等でのプレゼンテーションといった働きかけを実行していくそうです。
記事では、OAの機関リポジトリは4つで、OAジャーナルは1つしかないこと、などといったザンビアにおけるOAの状況も紹介されています。
なお、EIFLはザンビアでは2001年から活動しており、ZALICOの創設の際も支援したようです。
OPEN ACCESS CAMPAIGN IN ZAMBIA(EIFL, 2015/5/26)
http://www.eifl.net/news/open-access-campaign-zambia
EIFL IN ZAMBIA(EIFL)
http://www.eifl.net/country/zambia
参考:
EIFL、2014年の年次報告書を公開
Posted 2015年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/28541