台湾国家図書館が、2015年1月28日付で、2014年の台湾の出版動向の統計を公開しました。同館のISBNセンターへの申請とCIP(Cataloging in Publication)データをもとに集計したものとのことです。
2014年の台湾における図書の出版者数は5,087社、出版点数は41,598点で、いずれも前年に比べて減少しており、電子書籍は1,640タイトルで、全体の3.95%を占めていたとのことです。
また、翻訳書は9,366タイトルで、全体の22.05%を占めており、そのうち日本からの翻訳が5,288タイトル(翻訳全体の56.46%)で最も多く、次いで、次米国(2,065タイトル)、英国(580タイトル)、韓国(556タイトル)であったとのことです。東日本大震災震災以降日台交流が活発化し、日本の出版者が著作権の許諾に積極的となったためではないかとされています。
學運熱潮、公民議題,也翻轉臺灣的新書出版?──國圖公布103年臺灣圖書出版趨勢報告(臺灣國家圖書館, 2015/1/30)
http://www.ncl.edu.tw/ct.asp?xItem=23253&ctNode=1620&mp=2
103年臺灣圖書出版現況及其趨勢分析
http://www.ncl.edu.tw/public/Data/513015111671.pdf
参考:
E1436 – 台湾国家図書館が開館80周年―新たなステージへ
カレントアウェアネス-E No.238 2013.06.06
http://current.ndl.go.jp/e1436