図書館で借りた本が銃弾から学生の命を守る(米国)

2014年11月20日に発生した米フロリダ州立大学図書館での銃撃事件の中で、容疑者に撃たれていた学生が同図書館で借りた本によって命拾いしていたことが、複数のニュースで報じられています。

発砲事件は11月20日午前0時半に発生しました。深夜ではあったものの試験期間前であったことから、館内には300~400人の学生がいたとされています。この事件で3名が負傷し、容疑者1名が警官により射殺されました。

その場に居合わせた同大学の学生、Jason Derfussは、容疑者に撃たれていたもののその場では気付いていませんでした。帰宅後、背負っていたバックパックの中身を見たところ、中に入れていた図書数冊を銃弾が貫通していたことに気付いたとのことです。銃弾は図書のうちの1冊でとどまっており、Derfuss氏にけがはありませんでした。

Derfuss氏によれば、それらの図書は事件発生の少し前に同大学図書館で借りたものでした。

Florida State University Student’s Books Saved His Life(ABC News、2014/11/20付け)
http://abcnews.go.com/US/florida-state-university-students-books-saved-life/story?id=27058836

FSU Student Checked Out Library Books Moments Before He Was Shot — They Saved His Life(Business Insider、2014/11/20付け)
http://www.businessinsider.com/fsu-students-books-saved-his-life-2014-11

Library Books Save FSU Student by Standing Up to Bullet(NYMag、2014/11/20付け)
http://nymag.com/daily/intelligencer/2014/11/studious-fsu-student-saved-by-library-books.html

フロリダ州立大学で銃撃、3人負傷 容疑者射殺(CNN.co.jp、2014/11/20付け)
http://www.cnn.co.jp/usa/35056873.html