2014年11月18日、JISCが研究データに関心のある個人や団体と共同で研究データ管理に関する課題を解決するためのプロジェクト“Research data spring”を立ち上げたと発表しています。このプロジェクトでは、研究者の作業を合理化し、データの利用や管理を改善するためのツール、ソフトウェア、サービスの開発を行うとのことです。
まずはオンライン・プラットフォーム“Ideascale”を通じて、課題解決のためのアイデアが募集され、アイデアの登録、投票、他の人のアイデアへのコメントが行われるとのことです。2015年1月12日を締切とし、その中からJISCが30のプロジェクトを選定し、2月にワークショップを開催し、最良のチームには、アイデアを発展させるための資金（5,000ポンドから20,000ポンド）が与えられるとのことです。さらにプロトタイプ作成とワークショップを経て、それぞれのアイデアには、プロジェクトを通じて12万ポンドまでの資金が与えられるとのことです。
「研究データの登録と共有ツール」「分野別のデータ作成と再利用」「研究データシステムの統合と相互運用性」「研究データ分析」「研究のための共有サービス」の5つの主要分野についてアイデアが求められているとのことです。
Jisc launches collaborative initiative for UK research（JISC, 2014/11/18）
http://www.jisc.ac.uk/news/jisc-launches-collaborative-initiative-for-uk-research-18-nov-2014
Research data spring（JISC）
http://www.jisc.ac.uk/research/projects/research-data-spring
Research data spring – where your ideas bloom!（Ideascale）
http://researchatrisk.ideascale.com/
参考：
JISC、継続教育用の学習コンテンツの開発提案を募集
Posted 2014年9月19日
http://current.ndl.go.jp/node/27050
