英国王立協会のオープンアクセス誌“Royal Society Open Science”、論文刊行を開始

2014年2月に創刊が発表されていた英国王立協会(The Royal Society)が刊行するオープンアクセス(OA)誌“Royal Society Open Science”が、2014年9月から論文の刊行を開始しています。2014年10月14日時点で15本の論文が公開されています。

同誌のウェブサイトによれば、Royal Society Open Scienceは査読においては科学的な妥当性の有無のみを検証し、あらゆる分野の論文を受け付ける、いわゆるOAメガジャーナルを志向する雑誌です。著者が選択すれば査読をオープン・ピアレビューとすることもできます。プラットフォームにはHighWireが用いられており、すべての論文でArticle Level Metricsが表示されるほか、出版後にコメントをつけられる機能も備えられています。

APCは創刊からしばらくの間は無料ですが、その後はポンド建てで1,000ポンド(ドル建てで1,600ドル、ユーロ建てで1,200ユーロ)となる予定とのことです。

Royal Society Open Science launches on HighWire(STM Publishing News、2014/10/13付け)
http://www.stm-publishing.com/royal-society-open-science-launches-on-highwire/

Royal Society Open Science
http://rsos.royalsocietypublishing.org/

参考:
英国王立協会、オープンアクセス誌“Royal Society Open Science”を創刊
Posted 2014年2月20日
http://current.ndl.go.jp/node/25533