Europeana、検索語を6つの言語に自動翻訳する機能をリリース

2014年8月13日のEuropeanaのブログで、Europeanaの新しい検索機能が紹介されています。Europeanaのコンテンツは、欧州で使用されている30から40もの言語で記述されているとのことです。これまでは、英語の”Marc Antony”で検索しても、ドイツ語の”Marcus Antonius”で書かれたコンテンツはヒットせず、検索もれが発生していたとのことです。

そこで、Europeanaでは、検索語を最大で6つの言語に自動翻訳して検索する機能を追加したとのことです。この機能を有効にするには、Europeanaのサイトで、左上の”My Europeana”をクリックし、次いで”Language settings”をクリックして、言語設定ページを表示させ、検索時に入力する言語と検索語として自動翻訳される言語を6つまで指定し、設定を保存します。

検索結果には、検索に使用された自動翻訳の検索語も表示され、不要な検索語を削除することで、容易に検索結果を絞り込むことも可能なインタフェースとなっています。

人名、地名、主題やトピックの名称、歴史の年代名などの検索で有効に機能するとのことです。

Improving search across languages(Europeana blog, 2014/8/13)
http://blog.europeana.eu/2014/08/improving-search-across-languages/

Language settings(Europeana)
http://www.europeana.eu/portal/myeuropeana#language-settings

参考:
E1535 – Europeana 1914-1918:第一次世界大戦の記憶を共有する試み
カレントアウェアネス-E No.254 2014.02.20
http://current.ndl.go.jp/e1535