米国図書館協会(ALA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの資金提供により、1年間のプロジェクト“National Impact of Library Public Programs Assessment”(NILPPA)を実施すると発表しています。このプロジェクトは、図書館において実施されている各種プログラム(非公式教育の文脈のもの)の性格、利用者、アウトカム、価値について実証するための包括的な研究課題(リサーチアジェンダ)を開発することを目的としたものとのことです。
助成期間中、NILPPAは、2つのフェーズで進めていくとのことです。第1のフェーズは、予備調査で、インパクトのエビデンスを示す既存のデータを分析するもの、第2のフェーズは、図書館により実施されているプログラムの個々のインパクト及び集合的なインパクトを実証することのできるリサーチアジェンダを実行するための優先順位や、モデル、アクションプランを作成する段階で、主要なステークホルダーと協同で進めていくものとのことです。
第2のフェーズについては、既にステークホルダーとの会議が1月24日に開催され、次回は5月に予定しているそうです。
なお、このプロジェクトは、2012年に設立され、ニューヨークに本拠を置く非営利の研究組織“New Knowledge Organization”とともに実施されるようです。
ALA receives IMLS grant to assess impact of library public programs(ALAnews, 2014/1/29付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/01/ala-receives-imls-grant-assess-impact-library-public-programs