「御堂関白記」と「慶長遣欧使節関係資料」がユネスコ記憶遺産に登録決定

2013年6月19日、国宝「御堂関白記」と同じく国宝の「慶長遣欧使節関係資料」が、ユネスコの記憶遺産として登録が決定されました。

「御堂関白記」は、平安中期に政治家として栄華を極めた藤原道長の自筆日記で、現在京都府の公益財団法人陽明文庫が所有しています。「慶長遣欧使節関係資料」は、スペインとの共同推薦によるもので、日本側の登録物件は仙台市が所有する「ローマ市公民権証書」「支倉常長像」「ローマ教皇パウロ5世像」の3件、スペイン側登録物件はインディアスおよびシマンカス公文書館が所蔵する94件とのことです。

なお、これを記念して「慶長遣欧使節関係資料」の登録3件を所蔵する仙台市博物館は、6月30日まで対象資料を公開しています。また、インディアス公文書館では、2013年から2014年にかけての日本スペイン交流400周年事業の一環として8月15日まで開催中の展示会”De Japón a Roma buscando el sol de la cristiandad: la embajada de Hasekura (1613-1620)”(キリスト教世界の太陽を求めて日本からローマへ: 大使支倉(1613-1620))で、登録物件を公開しています。

登録物件概要 (PDF)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/06/__icsFiles/afieldfile/2013/06/19/1336629_3.pdf

「御堂関白記」及び「慶長遣欧使節関係資料」のユネスコ記憶遺産登録審議結果について (文部科学省 2013/6/19付けの記事)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/06/1336629.htm

遣欧使節資料、記憶遺産に ユネスコが登録決定 (河北新報社 2013/6/20付けの記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130620t15035.htm

「御堂関白記」記憶遺産に決定 陽明文庫長が喜び (京都新聞 2013/6/19付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20130619000015

国宝「慶長遣欧使節関係資料」がユネスコ記憶遺産に登録決定!(仙台市博物館)
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/topics/memory.html

De Japón a Roma buscando el sol de la cristiandad: la embajada de Hasekura (1613-1620) (Destacados del Archivo Gneral de Indias)
http://www.mcu.es/archivos/Novedades/novedades_Destacados_AGI.html