市立小樽文学館、「貸本小説と貸本屋の世界展」を開催中

2024年10月26日から2025年1月5日まで、市立小樽文学館(北海道)において、「貸本小説と貸本屋の世界展」が開催されています。

「貸本」は江戸時代から商業として成り立っており、戦前期までは新刊書・古書・貸本を扱う店や書店が一般的であったとされています。戦後は、貸本専用の気軽な娯楽に徹した「貸本小説」も多数出版されて庶民に親しまれたものの、1950年代後半以降は貸本の需要が下落し、貸本小説や貸本屋も姿を消していきました。

展示では、貸本屋が果たした役割や貸本小説の魅力を再認識するほか、小樽の貸本屋の歴史等について探るとしています。

観覧には入館料が必要です。

11月16日には、記念講演会「貸本小説はどこからきてどこへ消えたのか」も開催されます。講師は、展示会を監修している大衆小説研究家の末永昭二氏です。

貸本小説と貸本屋の世界展(同時開催)マンガ家・つげ義春と調布展(小樽市, 202410/23)
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2024102300040/
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2024102300040/file_contents/kashihon.pdf
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2024102300040/file_contents/kashihon2.pdf
※二つ目のURLはチラシの裏・表[PDF:各1ページ]です。