東日本大震災によってITシステムの受けた影響は? 情報処理推進機構が2本の調査報告書を公表

2013年1月28日、情報処理推進機構(IPA)が、2011年8月発足の「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム」による調査結果を2本の報告書として公開しました。まず、「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム活動報告」は、プロジェクトチームの活動をまとめたもので、震災時の情報セキュリティ、震災とクラウドの関係、自治体情報基盤における影響と課題などについて記しています。もうひとつの「災害対応・支援を目的としたウェブサイト等の構築・運営における技術課題に関する調査」は、震災時に多数立ちあがった支援ウェブサイトに対して行ったアンケート(対象数:250)およびインタビュー(対象数:20)の結果をまとめています。

災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム活動報告~東日本大震災後の活動記録と調査の紹介(PDF:60ページ)
http://www.ipa.go.jp/osc/doc/201301_saigaipt_activity_report.pdf

災害対応・支援を目的としたウェブサイト等の構築・運営における技術課題に関する調査(PDF:126ページ)
http://www.ipa.go.jp/osc/doc/201301_saigai_web-kadai_report.pdf

IPA「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム」の活動結果について報告(IPA 2013/1/28付けプレスリリース)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20130128_2.html

IPA、東日本大震災のITへの影響や支援サイトの状況をまとめた報告書を公開(INTERNET Watch 2013/1/28付け記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130128_585392.html

参考:
情報処理推進機構(IPA)、震災後の企業におけるITサービス継続計画の策定状況等を調査した報告書を公表
http://current.ndl.go.jp/node/21459

情報処理推進機構(IPA)、「東日本大震災に際して提供されたクラウドサービスの事例集」などを公開
http://current.ndl.go.jp/node/18487