東京文化財研究所、『震災復興と無形文化―現地からの報告と提言』を刊行

東京文化財研究所が、『震災復興と無形文化―現地からの報告と提言』(2012年3月31日付)を刊行しています。

この報告書は、2011年12月16日に開催された第6回無形民俗文化財研究協議会の内容をまとめたもので、協議会では、災害という局面において、民俗芸能や伝統的生業のための技術、風俗・慣習などといった無形の文化をいかに守り伝えていくことができるのか、また復興のために文化がどういった役割を果たしうるのかについて問題関心を共有すると共に、今後の展望についても討議されたとのことです。

なお、東京文化財研究所は、2012年度も「震災復興と無形文化」をテーマとして、秋頃に研究協議会を開催する予定としています。

第6回無形民俗文化財研究協議会「震災復興と無形文化―現地からの報告と提言―」
http://www.tobunken.go.jp/~geino/kyogikai/06mukeikyogikai.html

『震災復興と無形文化―現地からの報告と提言』の刊行 (東京文化財研究所 2012/4付けの活動報告)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/katudo/201204.html#I-1