「ロミオとジュリエット」「マクベス」「オセロ」等のシェークスピアの劇が、ウルフラム・リサーチ社の計算知識エンジン“Wolfram|Alpha”によって解析されたと発表されています。このWolfram|Alphaは入力した質問に対してエンジン内の構造化データに基づいて解答を返してくれるサービスで、例えば“A Midsummer Night’s Dream”(夏の夜の夢)で検索すると、同劇の基本情報に加えて、幕・場・登場人物の数、登場単語数や頻出単語、各人物の登場回数等のデータが表示されるようになっています。その他、「『ロミオとジュリエット』の第2幕第2場の単語数は?」というような質問にも対応できます。Wolfram|Alphaには、メルヴィル「白鯨」、ディケンズ「大いなる遺産」、トウェイン「ハックルベリーフィンの冒険」等の作品も含まれているそうです。
To Compute or Not to Compute—Wolfram|Alpha Analyzes Shakespeare’s Plays(Wolfram|Alpha Blog 2012/4/10付け記事)
http://blog.wolframalpha.com/2012/04/10/to-compute-or-not-to-compute-wolframalpha-analyzes-shakespeares-plays/
Wolfram|Alpha
http://www.wolframalpha.com/
参考:
計算知識エンジン“Wolfram|Alpha”を宿題に活用するウェブイベント
http://current.ndl.go.jp/node/14778
“Wolfram|Alpha”、データセットをオープン化へ?
http://current.ndl.go.jp/node/14248
質問に答えを返してくれる検索エンジン“Wolfram|Alpha”が公開
http://current.ndl.go.jp/node/12853