2011年11月から、Wikipediaの記事の質の調査が実施されるとのことです。Wikipediaの記事の質については、2005年にNature誌による調査が行われていますが、今回の調査は、Wikimedia財団の資金により、英国のeラーニング会社Epic社とオックスフォード大学の研究者等による調査チームにより実施されます。今回の調査は小規模な試験的調査と位置付けられており、より包括的な調査の方法を探ること等を目的としているとのことです。調査では、人文学、社会科学、数学・自然科学・生命科学、医学の4つの分野の、英語・スペイン語・アラビア語の記事を対象に、サンプルとして選ばれた記事の正確性等について、他のオンライン百科事典との比較等を行うとのことです。2012年春に結果が公表される予定となっています。
New comparative study to re-examine the quality and accuracy of Wikipedia(Wikimedia blog 2011/11/2付けの記事)
http://blog.wikimedia.org/2011/11/02/new-comparative-study-to-re-examine-the-quality-and-accuracy-of-wikipedia/
Research:Accuracy and quality of Wikipedia entries(調査プロジェクトについてのページ)
https://meta.wikimedia.org/wiki/Research:Accuracy_and_quality_of_Wikipedia_entries
参考:
CA1676 – ウィキペディアにおける情報の質(IQ)向上の仕組み / 石澤文
http://current.ndl.go.jp/ca1676