2023年7月31日、京都大学図書館機構は、東南アジア地域研究研究所所蔵の「景福寺資料」全98点を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したと発表しました。
発表によると、今回公開された「景福寺資料」は、タイのバンコクにあるベトナム仏教寺院である景福寺で発見された漢字字喃(チューノム)仏経典です。ベトナムからタイへの移住者によってもたらされ、東アジアから東南アジアへと伝播した大乗仏教の歴史を物語る資料であるとしています。
【図書館機構】東南アジア地域研究研究所所蔵「景福寺資料」全98点を公開しました(京都大学図書館機構, 2023/7/31)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1398348
景福寺資料(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/cseas/canhphuoc
参考:
「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」が正式公開:同学附属図書館所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるように [2017年12月4日]
https://current.ndl.go.jp/car/35096
E2004 – 京都大学附属図書館における貴重資料画像の二次利用自由化
カレントアウェアネス-E No.343 2018.03.08
https://current.ndl.go.jp/e2004