小学校の図書館が利用者カードの代わりに指紋でID確認するシステムを試行(英国)

英国マンチェスター市の小学校の図書館で、利用者カードの代わりに児童の手の指紋でID確認をするという実験的試みが行われているとのことです。読みとられた指紋はデジタルコードに変換されて保存されるため、指紋自体が保存されるわけではないとのことですが、プライバシー保護の観点や、子どもが生体認証情報の扱いを軽く考えてしまうのではないかという点から批判があるようです。Popular Scienceの記事では、この図書館システムの利用は任意であることを指摘したうえで、このシステムは生体認証をやや軽く扱っているかもしれないが、これからの社会では、生体認証がID確認の手段としてもっと一般的になってくるのではないかとしています。

UK School Replaces Library Cards for Kids with Fingerprint Scans(2010/6/1付けPopulrar Scienceの記事)
http://www.popsci.com/technology/article/2010-06/uk-school-replaces-library-cards-finerprint-scans-kids-young-four

No More Library Cards at UK School: Fingerprint Scanning Now Being Used to Checkout Materials(2010/6/7付けResourceshelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/06/07/no-more-library-cards-at-uk-school-fingerprint-scanning-now-being-used-to-checkout-materials/