大勢の学生たちによる「お祭り騒ぎ」に苦悩する大学図書館(米国)

米国では、学生たちがメールやSNSなどで呼びかけ合って突発的に集まり、大騒ぎをする“Flash Mob Rave”に見舞われた大学図書館がいくつか出ています。Library Journal誌によれば、2008年の秋学期最終週にノースカロライナ大学チャペルヒル校の図書館で行われたのが始まりで、2009年4月にはケンタッキー大学、テネシー大学チャタヌガ校でも行われました。テネシー大学チャタヌガ校では、夜11時に閉館している図書館の前に学生が集まり、図書館に入れるよう求め大騒ぎし、収拾がつかなくなったため、警察官が催涙ガスで強制的に解散させる事態となったそうです。当時不在だった同館の責任者は、学生たちの要求(?)に応じて開けるべきだったか、わからない、と心境を吐露しています。Library Journal誌のウェブサイトで紹介されている動画でも、図書館の館内で踊る大勢の学生に対し、なす術もなく立ちつくしている図書館員の様子が撮影されています。

Questions Linger after "Flash Mob" at UT Chattanooga Library Dispersed with Mace – 4/30/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6654641.html

UNC Library Flash Mob Rave | New Raleigh
http://www.newraleigh.com/articles/archive/unc-library-flash-mob-rave/

参考:
図書館で「遠吠え」してもいいですか?(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/5341