米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国内の文化遺産の保存状態に関する調査報告書を公開:2004年調査のフォローアップ

2019年2月25日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、報告書“Protecting America’s Collections: Results from the Heritage Health Information Survey”を公開しました。

現在の収集機関(図書館・博物館・文書館)の保存業務に関する情報を収集し、ニーズを把握するため、2004年に実施した国内の文化遺産の保存状態調査“Heritage Health Index”を更新することを目的に2014年に1,714機関を対象に実施した“Heritage Health Information Survey (HHIS)”の報告書です。

米国の文化遺産機関の、2004年から2014年の10年間の傾向として以下を指摘しています。

・不適切な保管や露光による損傷事故の削減。
・コレクション管理を職責とする担当者の増加。
・コレクション評価を実施する機関の増加。
・危機管理計画を策定した機関の増加。
・コレクションの保存の予算を重点化した機関の増加。

New Report Looks at Collections Needs, Challenges of America's Cultural Heritage Institutions(IMLS,2019/2/25)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/new-report-looks-collections-needs-challenges-americas-cultural-heritage

Heritage Health Information Survey (HHIS)(IMLS)
https://www.imls.gov/data/surveys-data/heritage-health-information-survey-hhis

参考:
IMLSとHeritage Preservation、10年前に実施した文化遺産保存状態調査のフォローアップ調査に着手
Posted 2013年7月22日
http://current.ndl.go.jp/node/23980

E423 - 危機に立つ文化財保存の実態(米国)
カレントアウェアネス-E No.73 2005.12.21
http://current.ndl.go.jp/e423