IMLSとHeritage Preservation、10年前に実施した文化遺産保存状態調査のフォローアップ調査に着手

博物館・図書館サービス機構(IMLS)と、非営利法人Heritage Preservationが、2004年に実施した米国の文化遺産保存状態に関する調査“Heritage Health Index”について、そのフォローアップ調査を実施するとのことです。最初の調査では、全米の美術館・博物館・図書館へのアンケート調査により、1億9千万点ほどの所蔵品が何らかの修復処置を必要としていること等を明らかにしたものであり、今回の2回目の調査では、第1回と同様の調査を行うことにより、文化遺産のケアにおいて、この10年間でどのような変化がもたらされているのかを明らかにするとのことです。また、調査にはデジタル化に関連する項目も含まれるようです。

なお、調査は2015年に完了する計画とのことです。

IMLS Announces Second Heritage Health Index(IMLS, 2013/7/19付け)
http://www.imls.gov/imls_announces_second_heritage_health_index.aspx

Heritage Preservation
http://www.heritagepreservation.org/

A Public Trust at Risk
http://www.heritagepreservation.org/hhi/
※最初の調査

参考:
E423 – 危機に立つ文化財保存の実態(米国) カレントアウェアネス-E No.73 2005.12.21
http://current.ndl.go.jp/e423

全米文化遺産保存状態調査 Posted 2005年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/3256