京都大学附属図書館が「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」を公開

京都大学附属図書館情報管理課APC ワーキンググループが2014年に作成した「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」が、2015年8月14日付けで京都大学の機関リポジトリKURENAIで公開されています。

この報告書は京都大学の教員によるオープンアクセス費(電子ジャーナル掲載論文を無料公開するために出版社に支払う費用)の支出状況等を予備的に調査した結果をまとめたものです。論文データベースScopusを用いた調査の結果、2013年に京都大学の研究者が出版社に支払ったオープンアクセス費は総額5,000万円以上と見積もられること等が報告されています。

学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書
http://hdl.handle.net/2433/199243

参考:
E1686 – 京都大学オープンアクセス方針採択の経緯 カレントアウェアネス-E No.284 2015.07.09
http://current.ndl.go.jp/e1686

E1579 -日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査 カレントアウェアネス-E No.262 2014.07.10
http://current.ndl.go.jp/e1579