E125 – OCLC,LC,DDBがヴァーチャル国際典拠ファイルの構築を開始

カレントアウェアネス-E

No.23 2003.10.01

 

 E125

OCLC,LC,DDBがヴァーチャル国際典拠ファイルの構築を開始

 

 8月26日,OCLCは「ヴァーチャル国際典拠ファイル(VIAF)」の構築に関して,米国議会図書館(LC)およびドイツ図書館(DDB)と覚書を取り交わしたと発表した。

 このVIAFは,LCとDDBがもつ個人名の遡及典拠ファイルに含まれるレコードをリンクさせて仮想的に一つの典拠ファイルを構築するプロジェクトで,書誌標準に関するIFLA-CDNL同盟(上記 E124参照)の活動の一つにもなっている。長期的には,複数の国立図書館のレコードからなる典拠ファイルを構築し,ウェブ上で世界中から自由に利用できるようにすることを目標としている。

Ref:
http://www.oclc.org/ca/fr/research/announcements/2003-08-26.htm
http://www.oclc.org/research/projects/viaf/default.htm
デジタル環境における目録作成−バーバラ・B・ティレット米国議会図書館目録政策・支援室長講演会報告−.国立国会図書館月報.(496),2002,20-25.