E019 – CILIP,児童・青少年サービスに関するビジョンを発表

カレントアウェアネス-E

No.4 2002.11.20

 

 E019

CILIP,児童・青少年サービスに関するビジョンを発表

 

 10月16日,英国図書館・情報専門家協会(CILIP)は,博物館・文書館・図書館国家評議会(Resource)が助成した調査研究や児童心理学の研究者らによる研究成果に基づき,図書館における児童・青少年サービスの21世紀ビジョンを提起する『スタート・ウィズ・ザ・チャイルドhttp://www.cilip.org.uk/advocacy/startwiththechild/index.html』を発表した。

 CILIPはこの中で,児童図書館には より多くの資金投入と利用者である児童とのパートナーシップが必要であると提言している。特に,児童を対象としたマーケティング手法の活用,「 サマー・リーディング・チャレンジ( E017 参照)」や「ブックスタート」のようなプロジェクトの重視,情報通信技術(ICT) を利用した魅力的なサービスの提供,図書館と学校・児童施設等との間の連携がなされるべきだと主張している。

Ref:
http://www.cilip.org.uk/news/161002.html