かつて米国でトップシークレットとされていた5つの資料(記事紹介)

米国では1966年に成立した連邦情報公開法(FOIA)によって一定の年限が過ぎた政府資料の公開を請求することができるようになっています。Duke Todayの記事で、かつては最高機密(Top Secret)とされていたが現在は公開されているもののなかから、デューク大学で公共政策・政治学分野を担当している図書館員が選んだ5点の資料が紹介されています。順番に、CIAのUFO調査記録、ウォーターゲート事件でのニクソン大統領の大陪審記録、キューバ危機におけるCIA計画の評価メモ、イラク大量破壊兵器の存在に関するレポート、映画『ビューティフル・マインド』でも知られる数学者ジョン・ナッシュが国家安全保障局に送った手紙、となっています。

(1)The CIA’s Role in the Study of UFOs, 1947-90
(2)Watergate: the Nixon Grand Jury Records
(3)Bay of Pigs: Military Evaluation of the Central Intelligence Agency Para-Military Plan, Cuba
(4)Iraq Weapons of Mass Destruction: Senate Report 109-331
(5)John Nash letters to National Security Agency

米国では、2012年3月11日から17日にかけて、政府の透明性に関する議論を促進する“Sunshine Week”という取組みが行われていたようです。

Top 5 Formerly Top Secret Documents(Duke Today 2012/3/11付け記事)
http://today.duke.edu/2012/03/classified

参考:
“iran”より”ufo”? CIA文書公開サイトの検索タームトップ25
http://current.ndl.go.jp/node/4052

英国国立公文書館、UFOに関する文書などをウェブで公開
http://current.ndl.go.jp/node/7890