京都大学と富士通株式会社、edXや学内に蓄積された学習エビデンスデータを活用する共同研究を開始

2015年8月28日、京都大学と富士通株式会社は、様々な学習支援システムに蓄積された履修記録や教材アクセス記録などの学習エビデンスデータを活用し、新しい教育・学習とそれを実現するためのICTプラットフォーム開発に向け、共同研究を開始すると発表しました。

京都大学では、2004年頃から各種の教育・学習支援システムを導入し、授業出席状況、試験結果、教材・資料の参照日時などの学習エビデンスデータを蓄積してきたほか、2014年4月に日本の大学としては初となるMOOCコンソーシアムedXへの参加を果たしており、教材ビデオの視聴日時や理解度テストの回答状況などのデータも蓄積されているとのことです。

研究期間は6月に始まっていて、

・MOOCを対象にした学習データの分析・可視化(2015年6月~9月)
・学内の教育・学習支援システムのデータの統合・分析・可視化(2015年10月~12月)
・大学教育の場での効果検証(2016年1月~3月)

といった内容と期間で実施されるようです。

京都大学と富士通、学習エビデンスデータを活用した新しい教育・学習実現のための共同研究を開始(富士通株式会社, 2015/8/28)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/08/28.html

京都大学高等教育研究開発推進センター
http://www.highedu.kyoto-u.ac.jp/
※2015/8/28付で「京都大学と富士通、学習エビデンスデータを活用した新しい教育・学習実現のための共同研究を開始」とあります。

富士通と京都大、学習エビデンスデータを活用した共同研究を開始(マイナビニュース, 2015/8/29)
http://news.mynavi.jp/news/2015/08/29/093/

参考:
京都大学が日本で初めてMOOCコンソーシアムedXに参加
Posted 2013年5月22日
http://current.ndl.go.jp/node/23542

東京大学、MOOCコンソーシアムedXに参加:2014年秋に講座提供へ
Posted 2014年2月19日
http://current.ndl.go.jp/node/25511

大阪大学がMOOCコンソーシアムedXに参加
Posted 2014年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/25650

大学生がMOOC講座を作りチーム対抗で人気度を競う「JMOOC大学生チーム選手権」開催
Posted 2015年8月11日
http://current.ndl.go.jp/node/29146