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大学内の書店から本が消える すべての教科書を電子化(米国)

米国フロリダ州の日刊紙SunSentinel電子版の2014年10月3日付けの記事で、同州のリン大学(Lynn University)の書店が本の取り扱いをやめることが報じられています。

リン大学は学生数約2,300人と小規模のリベラル・アーツ大学です。記事によれば、同大学では開講されている300クラスで使用する全ての教科書を電子化した上で、iPadにダウンロードした上で全学生に配布しています。そのため紙の教科書は必要ないと判断した大学当局により、書店において本の取り扱いをやめることが決定された、とのことです。記事中では、多くの教員は電子教科書を自ら作成し、学生に無料で配っているため、電子教科書への完全移行により学生が教科書にかけるコストを94%削減することができた、というリン大学当局の見解も紹介されています。

従来の書店は「キャンパスストア」と名前を変え、iPadケースやTシャツ、マグカップ等を販売するとのことです。

Missing from campus bookstore: books(SunSentinel、2014/10/3付け)
http://www.sun-sentinel.com/local/palm-beach/fl-lynn-college-textbooks-20141003-story.html

College Bookstores in Florida and Ireland No Longer Selling Books(LJ INFOdocket、2014/10/5付け)
http://www.infodocket.com/2014/10/05/college-bookstores-in-florida-and-ireland-no-longer-selling-printed-books/

参考:
大学から書店が撤退 学習のデジタル化の影響?(アイルランド)
Posted 2014年10月7日
http://current.ndl.go.jp/node/27174