カレントアウェアネス-E
No.40 2004.07.21
E218
ISBD(G)2004の刊行ならびにAACR3の検討状況
国際図書館連盟(IFLA)目録分科会は6月,昨年末からの草案レビュー(E161参照)を終え,『国際標準書誌記述(総則)[ISBD(G)]』2004年改訂版を公表した。今回の改訂は,主に『書誌レコードの機能要件(FRBR)』との間で用語および書誌的要素の重要度(必須/選択)について統一を図ったもので,今後も改訂を加えていくためオンライン版のみの刊行となっている。
一方,『英米目録規則(AACR)』の改訂作業(E134参照)も進んでいる。AACR改訂合同運営委員会(JSC)は,2007年の刊行に向けてAACR3の検討を行っており,10月の会議では第1部(記述)の草案が議論される予定である。再構成された第1部は,書誌的記録に関する共通規定をISBDのエリア別にまとめた記述総則を最初に置き,その後にコンテンツ別,メディア別,刊行方式別に必要な規定を,それぞれ補足的規則として置くところに大きな特徴がある。
Ref:
http://www.ifla.org/VII/s13/pubs/isbdg2004.pdf
http://www.collectionscanada.ca/jsc/0404out.html
http://www.libraries.psu.edu/tas/jca/ccda/docs/jsc0404.pdf
E161
E134