E131 – 英Resource,公共図書館に関する3か年の実行計画を発表

カレントアウェアネス-E

No.24 2003.10.15

 

 E131

英Resource,公共図書館に関する3か年の実行計画を発表

 

 9月17日,英国の博物館・文書館・図書館国家評議会(Resource)は,公共図書館を対象とした3か年の実行計画を発表した。これは,文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の委託によってResouceが作成したもので,DCMSによる公共図書館の戦略ビジョン『将来への枠組み』(E056参照)の具体化を意図している。同計画には,これからの3年間に300万ポンドが投資される予定である。

 ここでは,「図書館サービスの変革能力の構築」「図書,読書,学習」「デジタル市民権」「コミュニティと市民的価値」の4つに分けて,10項目の戦略目的が示されている。例えば,「デジタル市民権」には2つの戦略目的(情報通信技術の効果的な使用を通して市民が望むサービスへのアクセスを提供する,電子政府のサービスを取り上げ市民と結び付けることで電子政府の目標達成に貢献する)が分類されている。これらの戦略目的の下にはそれを達成するための具体的なプログラムやプロジェクトが設定されており,その各々に担当機関や予算等が記されている。

Ref:
http://www.resource.gov.uk/news/press_article.asp?articleid=613
http://www.resource.gov.uk/action/framework/framework.asp
E056