情報検索

E1883 - デジタル・ライブラリという定義の行方:ICADL2016<報告>

2016年12月7日から9日にかけて,第18回アジア・太平洋電子図書館国際会議(18th International Conference on Asia-Pacific Digital Libraries:ICADL2016)が筑波大学を会場として開かれた。18の国・地域から140人の参加があった。...

大規模テストコレクションを用いた情報アクセス技術評価ワークショップNTCIR-13タスク参加登録受付開始

2016年10月14日より、情報アクセス技術評価ワークショップNTCIR-13のタスク参加登録受付が開始されています。

NTCIR (エンティサイル、NII Testbeds and Community for Information access Research)は情報検索、質問応答、要約、テキストマイニング、機械翻訳などの情報アクセス技術について、研究者の共同作業により作成したテストコレクションを共通のデータセットとして用い、研究するワークショップです。第13回目のNTCIR-13では“多様なデバイスを用いて蓄積したマルチモダルライフログデータの検索と要約”、“Yahoo!知恵袋の実サービス環境にて評価が行われる質問検索タスク”など5つのコアタスクと4つのパイロットタスクについて、参加を受け付けるとのことです。

タスク概要・参加者募集(NTCIR)
http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-13/tasks-ja.html

NTCIR-13 タスク参加の手引き(NTCIR)
http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-13/howto-ja.html

参考:

ITHAKA S+R、カナダの研究者に関する調査報告書を公開

2016年10月4日、米国のITHAKA S+Rが、カナダ研究図書館協会(Canadian Association of Research Libraries)に属する11の大学の研究者を対象に実施した調査”Canadian Association of Research Libraries Faculty Survey”の結果の概要を公開しています。

この調査は2014年から2015年にかけ実施されたもので、調査項目の一部は同じくITHAKAが米国の研究者を対象に実施している調査等とも重複しています。今回のカナダの研究者を対象とする調査では4.039の回答が集まったとのことです。

分析からわかった主な点として、以下等が挙げられています。

・3分の2近い研究者が、図書館の主要な役割は学術資源へのアクセスの手助けであると考えている。回答者の約半数が、学部学生の学習サポートが図書館の役割である、という考えに強く同意している。

・研究者は自分の研究データは自分で保存することを好む。回答者の約4分の3は自分の研究データを自分で保存している。回答者の約半数は大学図書館がデータの保存・管理について支援することを重要であると考えている。

「あのひと検索SPYSEE2」公開

2016年8月17日、株式会社オーマが、ウェブ上の情報から人物間のつながり等を可視化する検索エンジン、「あのひと検索SPYSEE2」を公開しました。2008年に公開された「あのひと検索SPYSEE」の新バージョンです。

同サービスでは著名人の氏名等で検索すると、その人物と関係する人物の相関図や、プロフィール、関連キーワード等を閲覧することができます。インターネット上での共起関係に基づく独自アルゴリズムに、機械学習・人工知能技術を加えて、人物同士のつながりの強さや人物とキーワードのつながりの強さを算出しているとのことです。

あのひと検索SPYSEE2
http://spysee2.jp/

有名人の人間関係が丸分かり!? AI搭載の人物検索「あのひと検索SPYSEE2」公開(ITmediaニュース、2016/8/17付け)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/17/news065.html

トロント公共図書館のウェブサイトでの検索状況を表示する“Search Dashboard”(記事紹介)

2016年7月20日付の、Torontoistの記事などで、カナダのトロント公共図書館が、“Search Dashboard”というウェブサイトを開設したことが報じられています。

“Search Dashboard”は、Google analyticsのAPIを活用し、同館のウェブサイト(torontopubliclibrary.ca)で検索されている言葉が、、使用されるブラウザのアイコンとともに表示されるというもので、同館のIan Strang氏によって開発されました。

Search Dashboard(Toronto Public Library)
http://dashboard.tpllabs.ca/index.html

You Can See What Toronto Library Patrons Are Searching For In Real Time(Torontoist, 2016/7/20)
http://torontoist.com/2016/07/what-toronto-public-library-patrons-search-for-in-real-time/

国立国会図書館サーチ、J-STAGEのメタデータのAPI提供を開始

国立国会図書館サーチに収録されているJ-STAGEのデータについて、外部提供インタフェース(API)により、データの検索とハーベストが可能となりました。

データの検索は、SRU、SRW、OpenSearch、Z39.50、ハーベストは、OAI-PMHの各APIで可能です。また、対象となるデータ件数は約250万件、OAI-PMHでのデータの起点日(datestamp)は2016年6月23日です。

ただし、定期的なデータの更新は、2016年度下半期に開始する予定です。 

「J-STAGE」メタデータのAPI提供を開始しました(2016年6月27日)(国立国会図書館サーチ, 2016/6/27)
http://iss.ndl.go.jp/information/2016/06/27_announce_1/

参考:
国立国会図書館サーチ、全国書誌データのOAI-PMH形式での提供を開始
Posted 2014年3月26日
http://current.ndl.go.jp/node/25770

国立国会図書館の「NDL新着図書情報」、API(OAI-PMH)による提供を開始
Posted 2011年7月4日
http://current.ndl.go.jp/node/18579

E1759 - NDL,技術文書「OAI-PMHの要点」を公開

世界のデジタル化美術史関係資料へのアクセスプラットフォーム“Getty Research Portal”が4周年を迎え、リニューアル

2016年6月14日付のゲティ財団のブログで、世界のデジタル化美術史関係資料へのアクセスプラットフォームである“Getty Research Portal”がリニューアルされたことが発表されています。

デザインを使いやすくしたほか、
・デジタル化されたテキストそれぞれに固有のページを設け、リンクを共有できるように
・レスポンシブウェブデザインに(携帯電話やタブレットに対応)
・追加コンテンツを強調表示
・日付や言語などによるフィルターを追加
・図書の版を詳細化

といった改善が加えられたようです。

米国シカゴ美術館のライヤーソン & バーナム図書館、イタリアのヘルトツィアーナ図書館、ドイツのヴォルフェンビュッテルにあるHerzog August図書館、米国ヒューストンにあるメニル・コレクションのメニル図書館など、6機関がポータルに加わったことも発表されています。

ポータルは開設から4周年を迎えており、現在10万点以上が利用可能となっていることが発表されています。

Getty Research Portal
http://portal.getty.edu/

『インターネットで文献探索』2016年版が公開

図書館資料に関連するウェブサイトやデータベースの情報をまとめた『インターネットで文献探索』の2016年版(2016年5月出版)が、実践女子大学所属の伊藤民雄氏によるウェブサイト「図書・雑誌探索ページ」で公開されています。

インターネットで文献探索 2016年版
http://biblioguide.net/inet2016/

図書・雑誌探索ページ
http://biblioguide.net/index.html

参考:
『インターネットで文献探索』2013年版がプレ公開
Posted 2013年5月1日
http://current.ndl.go.jp/node/23437

オーストラリア国立図書館の情報探索システム“Trove”とORCIDの連携開始から1年(記事紹介)

2016年5月31日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、同館の情報探索システム“Trove”とORCIDの連携開始から1年が経過したことに際し、成果、改善点等をブログで紹介しています。

2015年にORCIDとの連携がはじまった当初は、Troveにおいて識別されていたオーストラリアの研究者は2,000名強であったものの、現在約1万2,000名にまで増加しているとされています。

まず、成果としては、従来、Troveにおける研究者のバイオグラフィーに追記することは難しかったものの、現在は、研究者がNLAに連絡をしてきた場合、ORCIDのプロフィールを作成、充実してもらうよう勧めており、ORCIDのレコードが数日後にTroveに反映されるようになっていること、また、2月にリリースされたTrove7.0の新機能である‘Related To’ のファセットによってORCIDのレコードを大学ごとに絞り込むことができるようになったことが紹介されています。

次に改善点として、人文学分野の研究者の識別(自然科学分野の研究者以外を識別するのが難しい現状にあること)、メルボルン大学のように、成果物のレコードにORCIDを含めることが、オーストラリア国内の他の大学でも始められることを期待していること、などが挙げられています。

米・ITHAKA S+R、教員の情報行動に関する定期調査報告(2015年版)を公開

2016年4月4日、米国のITHAKA S+Rが、米国の高等教育機関の研究者の情報行動の変化についての定期調査の2015年版を公開しました。

2000年に開始した同調査は、3年ごとに実施しており、今回の調査では、

・2012年の調査から反転し、研究者が調査を行なうに当たっての図書館のカタログやウェブサイトの重要性が高まっている
・学部学生が、調査、批評的分析、情報リテラシー能力を習得するのを助ける図書館の役割の重要性への認知度の大幅な増加
・教員は、彼らが所属する大学内外の他の組織からの支援よりも彼ら自身で自分が作成したデータを保存・管理できるツールを好む
・教員が単行書を利用する場合の多くは、電子フォーマットより紙媒体のものを好む

ということが明らかになったとのことです。

また、今回の調査では、初めて、医学部の教員を対象に含めたとのことで、時には、社会科学や物理学の研究者と同様の情報行動をとるが、しばしば、ユニークな方法で情報行動を行なうと指摘されています。

Tracking Trends in Faculty Research, Publishing, and Teaching
The Ithaka S+R US Faculty Survey Findings Released(ITHAKA S+R,2016/4/4)

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