COAR等、オープンアクセスリポジトリの相互運用性を改善するためのワーキンググループを立ち上げ

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)や、研究者の業務負担の軽減と研究機関等のビジネス・インテリジェンス能力向上への貢献を目的とした国際的なコンソーシアムであるConsortia Advancing Standards in Research Administration Information(CASRAI)が、地域のリポジトリネットワーク等がオープンアクセスリポジトリの相互運用性を改善するための国際的なワーキンググループを立ち上げたそうです。

ますます分散的・学際的となっている科学分野においては、世界中のどこからでも調査情報にアクセス可能である必要性があるにも関わらず、近年多数公開されているオープンアクセスリポジトリのネットワークが異なる要件で開発されたり、多様なメタデータ標準が採用されていたりする状況にかんがみ、このワーキンググループではオープンアクセスリポジトリのネットワークおよび他のプラットフォーム間の相互運用性を確保するための戦略を策定するとのことです。

COAR, CASRAI and regional repository networks launch international group to improve interoperability(COAR,2014/10/8)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-casrai-and-regional-repository-networks-launch-international-group-to-improve-interoperability/

Working Group – developing a blueprint for global interoperability of open access repository networks(COAR, 2014/10/1)
https://www.coar-repositories.org/activities/advocacy-leadership/working-group-global-interoperability-of-oa-repository-networks/

CASRAI
http://casrai.org/

参考:
COARがオープンアクセスリポジトリの相互運用性の現状についてまとめたレポートを公表、注目7領域における19の取組
Posted 2012年10月26日
http://current.ndl.go.jp/node/22177