文部科学省、「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」を見直し、各研究機関における一定期間の研究データの保存・公開を義務付ける案を提示

文部科学省の「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」の見直し・運用改善等に関する協力者会議の第4回目が開催され、審議のまとめ案が提示されました。

研究活動の不正事案が後を絶たないという状況などを受け、文部科学省は、協力者会議を開催し、2006年に制定されたガイドラインの見直しを検討してきたとのことです。

審議のまとめ案では、ガイドラインに新たに盛り込まれる事項として、不正を事前に防止する取組として、研究活動における不正行為を抑止する環境の整備が挙げられており、各研究機関における一定期間の研究データの保存・公開を義務付けることなどが示されています。

今後のスケジュールについては、審議のまとめにもとづき、2014年2月に文部科学省がガイドラインの見直し案を作成し、パブリック・コメントを求めた上で、3月に決定、各大学・研究機関等への周知をし、2014年4月1日から新たなガイドラインの運用が開始する、との案を示しています。

「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」の見直し・運用改善等に関する協力者会議(第4回) 配付資料(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/021/shiryo/1343731.htm

資料1 公正な研究活動の推進に向けた「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」の見直し・運用改善について(審議のまとめ)(案) 概要 (PDF:243KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/021/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/01/31/1343731_01.pdf

資料2 公正な研究活動の推進に向けた「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」の見直し・運用改善について(審議のまとめ)(案) 本文 (PDF:385KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/021/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/01/31/1343731_02.pdf

資料3 今後のスケジュール(案) (PDF:114KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/021/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2014/01/31/1343731_03.pdf