E100 – OpenURLの標準規格化をめぐる動き

カレントアウェアネス-E

No.18 2003.07.16

 

 E100

OpenURLの標準規格化をめぐる動き

 

 文献のメタデータ等をURLとして送信するための表現方法を定めたOpenURL(CA1482参照)の標準規格化を進めている米国情報標準化機構(NISO)AX委員会は,規格の草案としてOpenURLバージョン1.0(ANSI/NISO Z39.88-2003)を3月に公開し,5月1日から11月1日までを試用期間として,ベンダーや図書館等の関係機関による評価を実施している。

 電子情報資源への新しいナビゲーションツールとして,ネットワーク上の学術情報のリンキングシステム(CA1481CA1482参照)が注目されているが,OpenURLは,複数のリンク先候補の中から状況に応じて適切なリンク先へと利用者を導くリンキングシステム(S・F・X等)を実現する上で重要な役割を果たす。NISOは,学術情報分野だけでなく,その他の情報資源への拡張性も考慮して,標準規格の制定に取り組んでいる。

Ref:
http://library.caltech.edu/openurl/default.htm
http://www.usaco.co.jp/news_archive/new_media_news/un2fc129.html#topics
CA1481
CA1482