オバマ氏と図書館

報道によると、米国大統領選挙において、民主党のオバマ候補がその勝利を確実にしています。米国の図書館関係の雑誌には、これまでオバマ氏が図書館や図書館に関係する問題をどのように扱ってきたかを振り返り、今後の米国の図書館界を展望する記事や、新大統領の下での図書館政策を展望する記事が掲載されています。
オバマ氏は、2005年の米国図書館協会(ALA)の年次大会で演説し、「図書館は常に、より大きな世界へ繋がる窓であり続けてきた。図書館は、米国の歴史を前進させる手助けとなるような大きなアイディアや深遠なコンセプトを見つけるためにわれわれが訪れる場所であり続けたきた」と聴衆に訴えました。また2004年には、米国愛国者法(PATRIOT ACT)に対する懸念を示しています。このように、オバマ氏は図書館界に有利と判断できるような発言をしてきました。
ALAの関係者は取材に対し、オバマ氏に対して一定の期待を寄せながらも、誰が大統領になろうと、今後も積極的に図書館の重要性をアピールしていていくことに変わりはない、と答えています。

Obama and Libraries
– School Library Journal 2008/11/4付けの記事
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6611551.html

No Matter Who Comes to DC, ALA Warns of a “Very Tough Year”
– Library Journal 2008/11/4付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6611218.html