米OverDrive、2014年の電子コンテンツ貸出数は2013年に比べて33%増加したと発表

米OverDrive社は2015年1月8日付けで、同社の図書館・学校向けのプラットフォームを通じて貸し出された電子コンテンツの数は2013年に比べて33%増加し、のべ1億3,700万件のコンテンツが借りられていたことを発表しました。

電子コンテンツの貸出統計の中には電子書籍とオーディオブックが含まれていますが、電子書籍に限定した場合の貸出数は1億500万回で、2013年に比べ32%の増加でした。特にモバイル端末からの利用が伸びており、モバイル端末からの利用に限定した場合、貸出数の伸びは43%に至っていたとのことです。

また、OverDrive社のプラットフォームを利用している図書館・学校のウェブサイトへのアクセス数は4億100万件で前年比77%の増加で、アクセス元端末別に見るとタブレット端末からのアクセスが43%、スマートフォンからのアクセスが21%でした。デスクトップ端末からのアクセスは36%で、2013年の48%よりシェアを落としています。コンテンツの貸出についても、タブレット端末とスマートフォンからの利用が全体の52%と過半数に至っているとのことです。

eBook Use Up 33% in 2014 in Libraries through OverDrive(OverDrive、2015/1/8付け)
http://company.overdrive.com/news/ebook-use-up-33-in-2014-in-libraries-through-overdrive/

Overdrive、2014年のデジタルコンテンツ貸し出し件数は前年比33%増と発表(ITmedia、2015/1/9付け)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1501/09/news069.html

参考:
米OverDrive、2014年の電子貸出回数が合計100万回を超えていた図書館を発表
Posted 2015年1月6日
http://current.ndl.go.jp/node/27750

電子書籍の貸出で変わる公共図書館(米国)
Posted 2015年1月6日
http://current.ndl.go.jp/node/27747