ゲティ美術館の所蔵作品が高精細画像でダウンロード・再利用可能に

ゲティ財団が“Open Content Program”を開始しました。同財団のプレスリリース及びCEOのJames Cuno氏が公式ブログに公表した記事によると、このプログラムは、パブリックドメイン、あるいは同財団が全ての権利を保有するデジタル情報資源を無料で提供していくものとのことです。

まずその最初の取り組みとして、ゲティ美術館所蔵作品の約4,600点のデジタル画像を公開しています。デジタル画像は、Getty Search Gatewayから検索・共有できるようになっているほか、同美術館のサイト“The J. Paul Getty Museum”で高精細のものをダウンロードできるようになっています。画像は、自由に利用、加工、刊行してよいとのことです。

Getty Announces New Program Lifting Restrictions on Use of Digital Images(Getty Trust, 2013/8/12付け)
http://news.getty.edu/press-materials/press-releases/getty-open-content-images.htm

Open Content, An Idea Whose Time Has Come(Getty Trust iris, 2013/8/12付け)
http://blogs.getty.edu/iris/open-content-an-idea-whose-time-has-come/

Open Content Program
http://www.getty.edu/about/opencontent.html

The J. Paul Getty Museum
http://www.getty.edu/museum/index.html
※個々の画像に付されたリンクから高精細画像のダウンロードが可能

Getty Search Gateway
http://search.getty.edu/gateway/landing
※検索インターフェース。検索結果からXML形式のメタデータ、SNSへの共有機能などあり。

参考:
高精細デジタル画像を無料提供するアムステルダム国立美術館の“Rijksstudio”とその他のデジタルアーカイブ(記事紹介) Posted 2013年5月29日
http://current.ndl.go.jp/node/23594