東京文化財研究所、水損資料等の救出・修復方法等をまとめた資料類を公開

東京文化財研究所の被災文化財レスキュー事業情報共有研究会が、2011年5月10日に「被災文化財救済の初期対応の選択肢を広げる‐生物劣化を極力抑え、かつ後の修復に備えるために‐」と題する研究会を開催したようです。その研究会の講演者やコメンテーターが作成した、水損資料等の取扱い方法を紹介した資料が、同研究所のウェブサイトで公開されています。資料は、紙資料に関するものだけではなく、絵画や写真、漆工品等、各材質ごとの基本的な考え方についてまとめられているようです。

被災文化財レスキュー事業 情報共有研究会:被災文化財救済の初期対応の選択肢を広げる- 生物劣化を極力抑え、かつ後の修復に備えるために – (東京文化財研究所のウェブサイト)
http://www.tobunken.go.jp/~hozon/rescue/rescue20110510.html

東京文化財研究所 (2011/5/10付けの新着情報に上記ページへのリンクが掲載されています。)
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html

参考:
東京文化財研究所、「東北地方太平洋沖地震 被災文化財救援事業」のウェブサイトを公開
http://current.ndl.go.jp/node/18100