カレントアウェアネス-E
No.119 2007.12.12
E732
NDL,『電子情報の長期的な保存と利用』に関する情報提供を拡充
国立国会図書館(NDL)は2007年12月7日,同館ウェブサイトの『電子情報の長期的な保存と利用』をリニューアルし,「電子情報の長期利用保証に関する平成18年度調査報告書」やFAQ等の情報を新たに追加した。
同ウェブサイトでは,パッケージ系電子出版物(CD・DVD及びソフトウェアなど)やインターネット情報など,電子情報の長期的な保存と利用保証に関し,その必要性と克服すべき課題を広く訴えるとともに,NDLの調査研究成果や有益なリンク集などを提供してきた。
今回のリニューアルには,主に次のようなものがある。
- NDLが平成18年度に実施した,録音・映像資料の規格・再生機器に関する調査,録音・映像資料のアナログ/デジタル変換に関する調査,フロッピーディスクのマイグレーションの調査,の結果をまとめた「電子情報の長期利用保証に関する平成18年度調査報告書」の追加。
- 電子情報の保存と利用に関するFAQ,たとえば「どうして電子情報を長期保存するのですか?」「CDやDVDなどはどのような状態で保存すればよいですか?」「父からもらったPC98のゲームが動きません。」などの追加。
- 関連情報へのリンク集の拡充し,国際的な規格・ガイドライン,各国の電子情報長期保存プロジェクト,論文・報告書・『カレントアウェアネス』記事などへのリンクを追加。
Ref:
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation.html
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation_01_2006.html
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation_03.html#3
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation_04.html#4