カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


HathiTrustの参加館、印刷資料1,600万冊の共同管理を提案

HathiTrustに参加する50の図書館が、HathiTrustのプログラムのもと、総計1,600万冊以上の印刷資料を、25年間共同管理(Shared Print)することを内容とした提案を行なっていると、2017年5月24日付のHathiTrust Updateが報じています。

これは、HathiTrustのデジタルライブラリに搭載されている450万タイトル分にあたり、全体の60%に相当します。

HathiTrustでは、双方の義務を明確にするため、図書館と締結する覚書(MOU)や指針を策定しており、2017年6月の理事会で覚書が承認され、早ければ、2017年秋にはMOUを締結し、共同管理が実行される計画となっています。

米・ペンシルベニア州立大学、短編小説の無料プリンターを図書館に設置

2017年5月18日、米・ペンシルベニア州立大学は、同大学図書館とフランスの出版社Short Editionが提携し、同大学の図書館に4台、同大学が立地するステートカレッジ内の公共図書館に1台、短編小説が無料で印刷される機械(short story dispensers)を設置したと発表しています。

同大学の教員・職員・学生が投稿した短編小説を、1分・3分・5分という話の長さにあわせて、レシートと同じような紙にプリントアウトすることができるようになっており、専用のウェブサイトに作品への感想を書き込むことを通じて、キャンパス内のコミュニケーションを促進させることを目的としています。

Short Edition社が大学と提携するのは初めてで、南北アメリカ全体でも、設置は2例目とのことです。

国文学研究資料館と茨城大学地球変動適応科学研究機関、 歴史資料を活用した防災・気候変動の研究に関する連携協定を締結

2017年5月24日、国文学研究資料館と茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)が、歴史資料を活用した防災・気候変動の研究に関する連携協定を締結したと発表しています。

両機関は、関東・東北豪雨で被災した歴史史料の修復作業をきっかけに交流を開始し、その後の協議を通じて、「歴史資料を活用した防災・気候変動適応に向けた新たな研究分野の創成」というテーマの下、共同研究を進めることで合意したとのことです。

今後、大規模な自然災害や気候変動に対して、古典籍・古記録・古文書等から歴史的な災害対応、適応の状況を明らかにし、将来の防災・気候変動適応に向けた文理融合型の新たな研究分野の創成をめざすとともに、そのためのネットワーク形成と人材育成を推進するとされています。

2017年5月31日には、茨城大学水戸キャンパスで、調印式と国文学研究資料館の西村慎太郎准教授及び茨城大学理学部の小荒井衛教授による研究発表が予定されています。

東京都立中央図書館、「都立中央図書館で学ぶ!はじめてのレポート・論文作成ガイド」を公開

2017年5月24日、東京都立中央図書館が、学校支援サービスの一環として、中学生・高校生が初めてレポートや論文作成に取り組む際の参考となるガイドブック「都立中央図書館で学ぶ!はじめてのレポート・論文作成ガイド」を同館ウェブサイトで公開しました。

「テーマを決める」「情報を集めよう!」「まとめる・書く」の3ステップを物語仕立てで構成しており、司書と学校の教員の両方の視点を盛り込むとともに、都立図書館の使い方についても紹介しています。

都立中央図書館で学ぶ! はじめてのレポート・論文作成ガイドを作成しました。(東京都教育委員会,2017/5/24)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2017/pr170524.html

【イベント】図書館総合展2017 フォーラム in 武蔵野(5/27・武蔵野)

2017年5月27日、東京都武蔵野市の成蹊大学において、「図書館総合展2017 フォーラム in 武蔵野」が開催されます。

フォーラムは3部構成で、以下のようになっています。

・[第1部]「本を通じて世界とつながる」
講師:金原瑞人氏(翻訳家、法政大学教授)
講師:成瀬雅人氏(日本書籍出版協会常任理事、株式会社原書房代表取締役社長)

・[第2部]「図書館業界の最新情報」協賛各社プレゼンテーション

・[第3部]「年間190万人を集める武蔵野プレイスの設計と実践」
講師:前田洋一氏(武蔵野生涯学習振興事業団 理事長)
講師:野末俊比古(青山学院大学教育人間科学部准教授)

協賛企業・団体によるブース展示や成蹊大学図書館の見学会も実施されます。

2017年 5月27日(土)、図書館総合展2017 フォーラム in武蔵野 開催のお知らせ(図書館総合展)
https://www.libraryfair.jp/news/5528

国際図書館連盟(IFLA)、継続資料の取扱いのためにFRBRooを拡張したPRESSooのバージョン1.3である“Definition of PRESSoo”を公開

2017年5月22日、国際図書館連盟(IFLA)の標準委員会は、IFLAの新しい標準“Definition of PRESSoo: A conceptual model for Bibliographic Information Pertaining to Serials and Other Continuing Resources”を公開しました。

今回公開されたのは、PRESSooのバージョン1.3です。2017年3月31日に、IFLAの標準委員会と専門委員会によって承認されました。

PRESSooは、逐次刊行物などの継続資料の書誌情報を表現するためのオントロジーです。FRBR(書誌レコードの機能要件)のオブジェクト指向版であるFRBRooを拡張したものです。逐次刊行物などの継続資料にFRBRなどの概念モデルを適用する際の課題の解決を目指しています。

バージョン0.5が2014年4月に発表されましたが、その後、バージョン1.0が2014年6月に発表され、2015年春にワールドワイドレビューが行なわれました。2015年8月には、PRESSooの維持、レビューのためのワーキンググループの立ち上げが決定されていました。

国際図書館連盟(IFLA)、FRBR、FRAD、FRSADの各概念モデルを統合したIFLA Library Reference Model(LRM)の2017年3月版を公開

2017年5月22日、国際図書館連盟(IFLA)は、IFLA Library Reference Model(LRM)の2017年3月版を公開しました。

これは、FRBR-Library Reference Model(FRBR-LRM)を修正したもので、2016年5月1日までワールドワイドレビューを実施してコメントを受け付けていました。IFLA LRMのほか、レビュー後の修正点のサマリーや、FRBR、FRAD、FRSADの各概念モデルの利用者タスク、実体、属性、関連などをIFLA LRMにマッピングするための“Transition Mapping”などが公開されています。

IFLA LRMは、FRBR、FRAD、FRSADの3つの概念モデルを統合した、概念参照モデルです。3つの概念モデル間の矛盾の解決や、Linked data環境における書誌データの利用促進などを目的としています。

2017年4月に提出され、IFLAの専門委員会の承認を待っている段階です。

文部科学省、学校図書館司書教諭講習実施要項(平成29年度)を告示

2017年5月24日、文部科学省が、学校図書館司書教諭講習実施要項(平成29年度)(文部科学省告示第七十七号)を告示しました。

学校図書館司書教諭講習実施要項(平成29年度)(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1385814.htm

米・トランプ政権、2018年度の予算教書を提出:IMLS、NEA、NEH、CPBの廃止にむけた予算を計上

2017年5月23日、米・トランプ政権が、2018年度の予算教書を連邦議会に提出しました。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国立芸術基金(NEA)、全米人文科学基金(NEH)及び公共放送局を支援する全米公共放送協会(CPB)の段階的な廃止にむけた予算が計上されています。

Major Savings and Reforms: Budget Of The U. S. Government Fiscal Year 2018
https://www.govinfo.gov/content/pkg/BUDGET-2018-MSV/pdf/BUDGET-2018-MSV.pdf
※p.96にIMLS、p.99にNEA、p.100にNEH、p.95にCPBの記載があります。

EIFL、2016年の年次報告書を公開

2017年5月23日、途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFL(Electronic Information for Libraries)が、2016年の年次報告書を公開しています。

2016 EIFL Annual Report EIFL's 2016 Annual Report is now online(EIFL,2017/5/23)
http://www.eifl.net/news/2016-eifl-annual-report

2016 Annual Report online version(EIFL)
http://www.eifl.net/annual-report/2016-annual-report

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