カレントアウェアネス-R

当サイトの運営担当者は、毎営業日、図書館に関する情報を収集しています。この「カレントアウェアネス-R」では、その中から、図書館の「いま」(カレント)がわかるニュースを中心に、ご紹介しています。

カレントアウェアネス-R 新着タイトル一覧 (⇒タイトルのみ表示


英国図書館(BL)、2023年までのコンテンツ戦略“Enabling access for everyone”を公表:1945年以降の出版物が対象

2020年11月30日、英国図書館(BL)は、2020年から2023年までのコンテンツ戦略“Enabling access for everyone: the British Library’s content strategy 2020-2023”を公表しました。

同戦略は、1945年以降の紙・デジタルの出版物(contemporary published content)を対象とした、BLのコレクション構築に関する主な方針と実践を示しています。納本制度に依拠した収集に留まらない積極的な収集に焦点を当てており、他機関との接続(connect)による他機関所蔵コンテンツの利用も同戦略の対象範囲に含んでいます。

同戦略が定める内容として、以下の3点を挙げています。

・どのようなコンテンツを対象として収集や接続を行うのか
・そのコンテンツがどのように取得・保管、またはリンクされるか
・そのコンテンツが短期・長期的にどのように利用可能となるか

早稲田大学文化資源データベースの「バーチャルミュージアム」で早稲田大学図書館の貴重資料の紹介ページが公開

2020年11月30日、早稲田大学図書館が、早稲田大学文化資源データベース内の「バーチャルミュージアム」で、同館が所蔵する貴重資料の紹介ページが公開されたことを発表しました。

「図書館の貴重資料」として、「国宝・重要文化財」、「古典籍~さまざまな書物~」、「古文書~歴史を紡ぐ~」が掲載されています。

バーチャルミュージアムで図書館の貴重資料を紹介します(早稲田大学図書館, 2020/11/30)
https://www.waseda.jp/library/news/2020/11/30/9117/

バーチャルミュージアム
https://archive.waseda.jp/archive/vm-top.html?arg={%22vm_carousel_max%22:10}&lang=jp

フランスとカナダ・ケベック州、フランス語圏の文化的コンテンツのオンラインにおける発見可能性向上のための戦略を発表

2020年11月30日、フランスとカナダ・ケベック州が、フランス語圏の文化的コンテンツのオンラインにおける発見可能性向上のための戦略を発表したことが、フランス・文化省のウェブページに掲載されました。

同戦略は2019年1月から策定が進められてきたものであり、策定の過程で200人以上の関係者等から協力を得たとされています。また、発表の中では、フランス語圏の文化的コンテンツの拡充は、オンライン上で文化的表現の多様性を保証するために不可欠であると述べられています。

戦略の主な内容は以下の4点です。

・研修支援やコミュニティの支援を行う
・オンラインでのフランス語圏のコンテンツの利用可能性や広報を強化する
・発見可能性の状況を継続的に把握する
・公共政策への適用

南相馬市立中央図書館(福島県)、2020年の全米図書賞翻訳部門を受賞した同市在住の作家・柳美里氏に関する記念展示を実施中

2020年11月29日、福島県の南相馬市立図書館は、同市在住の作家・柳美里氏が2020年の全米図書賞(National Book Awards)翻訳部門を受賞したことを記念して、同市の中央図書館において柳氏に関する記念展示を実施していることを発表しました。

柳氏はホームレスとして生活する南相馬市出身の男性の生涯を描いた物語『JR上野駅公園口』で、2020年の全米図書賞の翻訳部門に選ばれました。南相馬市立中央図書館は同館特別コーナーで、柳氏の著作や、2019年12月の同館10周年事業において柳氏が直筆で寄せたメッセージなどを展示しています。

新着情報(南相馬市立図書館)
https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/culture/chuotoshokan/index.html
※2020年11月29日欄に「柳美里さん全米図書賞受賞記念企画」とあります。

仙台市図書館、2020年8月に全館で実施した「仙台市の図書館に関するアンケート調査」の結果を公開

2020年11月20日、仙台市図書館は、全館で実施した「仙台市の図書館に関するアンケート調査」の結果を公開しました。

同館は2020年8月13日から30日まで、利用者等の利用状況や図書館に期待することなどについて把握し、今後の運営に生かすことを目的としたアンケート調査を実施しました。アンケート調査は仙台市図書館の各館、移動図書館、各分室、サービススポットに設置されたアンケート用紙への記入及びインターネットによる無記名式回答の形で行われました。

公開された同アンケート調査に関する報告書では、回収された1,048件の回答に基づいて、利用者の属性・利用状況・主に利用する図書館・主な利用目的・サービスへの満足度・読書状況・電子書籍に対する希望・情報収集の方法・認知されているサービス・図書館資料に対する希望・期待する図書館のイメージ・読書支援の取り組みに対する意見・サービスの浸透度等に対する回答状況が示されています。また、資料、図書館サービス、施設・設備、イベントの開催、その他に関する自由記述回答の内容も公開されています。

米・ワシントンD.C.公共図書館、特別区内全域の図書館建築に関する2030年までの基本計画として“Next Libris: Library Facilities Master Plan”を発表

2020年11月20日、米国のワシントンD.C.公共図書館は、今後10年間の地域のニーズに応え得る、特別区内全域の図書館建築の基本計画として“Next Libris: Library Facilities Master Plan”を発表しました。

同館は発表した基本計画を、地区の図書館を維持するだけでなく、新たな利用に対応し、成長するための戦略的機会を追求し続け、より多くの住民に地区の生活の原動力を提供できるように、同館の関与を明確に示したものとして位置付けています。中央館であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念図書館をはじめ、地区内の26館中24館が2024年までに新築・改築予定であることを表明しています。

基本計画では、優れた施設管理、責任ある設計と建築、公平で活発な成長の3つの目標の下で、2021年から2030年における地区内の図書館の新築・改築や来館サービスの改善に向けた同館の見通しが示されています。

@dcpl(Twitter,2020/11/20)
https://twitter.com/dcpl/status/1329492182915555329

プレプリントサービスAfricArXiv、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)等とアフリカにおけるオープンサイエンスの機能構築・基盤強化等を目的としたパートナーシップ協定を締結

2020年11月19日、アフリカ諸国の多様な科学分野の学術成果の共有を目的としたプレプリントサービスAfricArXivは、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)及び非営利団体Training Centre in Communication(TCC Africa)と、アフリカにおけるオープンサイエンスの機能構築・基盤強化等を目的とするパートナーシップ協定を締結したことを発表しました。

同パートナーシップ協定は、情報共有・機能開発・アドボカシー活動を通して、アフリカにおける書誌多様性(Bibliodiversity)を促進すること、AfricArXivが国際的なプレプリント・リポジトリサービスのネットワークの中で、ベストプラクティスや次世代のリポジトリ機能に関する議論へ参加できるようにすることを目的として締結されました。

TCC Africaは、学術情報流通・科学コミュニケーションに関するスキルの獲得を支援するアフリカで初めての組織です。2006年にケニアで非営利団体として設立され、Executive DirectorのJoy Owango氏はAfricArXivの諮問委員会のメンバーとなっています。

国立公文書館が『アーカイブズ』第78号を公開:「デジタル保存連合によるデジタル保存スキルの普及にかかる取組について」等の記事を掲載

国立公文書館は、2020年11月30日付けで、『アーカイブズ』第78号を同館ウェブサイト上で公開しました。

広島市公文書館のデジタルアーカイブに向けた取組、開館30周年を迎えた鳥取県立公文書館による取組、あまがさきアーカイブズの始動、国際公文書館会議(ICA)のオンライン研修プログラム、令和2年度国立公文書館実習に関する記事等のほか、同館の公文書専門官・渡辺悦子氏による記事「デジタル保存連合によるデジタル保存スキルの普及にかかる取組について」も掲載されています。

『アーカイブズ』第78号(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/publication/archives/category/no78

科学技術振興機構(JST)、2020年度第1回J-STAGEセミナー「ジャーナルから見た研究データ:研究データ公開の意義」の開催報告書を公開

2020年11月30日、科学技術振興機構(JST)は、2020年8月28日に開催した2020年度第1回J-STAGEセミナー「ジャーナルから見た研究データ:研究データ公開の意義」について、開催報告書の公開を発表しました。

同セミナーで行われた下記講演の概要、質疑応答の内容、セミナー後の反響等が掲載されています。

・研究データ公開が学術コミュニケーションにもたらす変化
倉田敬子氏(慶應義塾大学)

・Research data and scholarly journals: developments, policy and implementation
Dugald McGlashan氏(INLEXIO)

・社会科学分野における研究データ公開
朝岡誠氏(国立情報学研究所)

・実験技術開発における研究データ公開の役割について
笹川洋平氏(理化学研究所)

・J-STAGE Dataのご紹介
古瀬慶博氏(JST情報基盤事業部)

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学デジタルアーカイブで「鱒澤文庫コレクション」を公開:中国語教育史に関わる資料群

2020年11月30日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、関西大学デジタルアーカイブで「鱒澤文庫コレクション」を公開したことを発表しました。

「鱒澤文庫コレクション」では、鱒澤彰夫氏(元日本大学教授)が収集した中国語教育史に関わる資料群「鱒澤文庫」の一部を公開しています。「鱒澤文庫」は同氏からの寄贈により関西大学が所蔵しており、その目録「関西大学東西学術研究所鱒澤文庫目録(初稿)」も関西大学学術リポジトリ上で公開されています。

鱒澤文庫コレクションを公開しました(KU-ORCAS, 2020/11/30)
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20201130

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