高麗大学校が日本の東洋文庫と協定を結び、同文庫が所蔵する韓国古典籍資料のデジタル化へ

韓国の高麗大学校民族文化研究院が、2012年1月30日に日本の東洋文庫との間に同文庫が所蔵する約2,000点の韓国古典籍資料の調査に関する研究協定を結んだと発表しています。同研究院は、それらの資料を2014年6月までにデジタル化して、インターネットで提供するとされています。同研究院では、他にも、2008年11月から2011年6月にかけて、米国のカリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館が所蔵している韓国の古典籍資料のデジタル化を行っており、東洋文庫との協定はこのような海外所蔵資料のデジタル化事業の一環だとされています。

고문헌들이 디지털화 되어 돌아온다(高麗大学校 2012/2/9付けニュース)
http://www.korea.ac.kr/do/MessageBoard/ArticleRead.do?forum=kunews&id=4c9b19

韓国「古典籍」研究に弾み 東洋文庫と協定(聯合ニュース 2012/2/6付けニュース)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2012/02/06/0800000000AJP20120206001600882.HTML

高麗大学校民族文化研究院
https://riks.korea.ac.kr/

参考:
イェール大学、所蔵する貴重書のデジタル化で韓国国立中央図書館と提携
http://current.ndl.go.jp/node/18929

E740 – 韓国国立中央図書館,LCが所蔵する韓国古書のデジタル化を発表
http://current.ndl.go.jp/e740

韓国国立中央図書館、ハーバード大学図書館の韓国古書をデジタル化すると発表
http://current.ndl.go.jp/node/6174

コロンビア大学図書館と韓国国立中央図書館が提携して貴重書をデジタル化へ
http://current.ndl.go.jp/node/11560

CA1641 – 全世界のデジタル図書館の統合ポータルを目指して~韓国国立デジタル図書館の概要~ / 武田和也
http://current.ndl.go.jp/ca1641