英国情報システム合同委員会(JISC)が支援するプロジェクト「OpenBibプロジェクト」は、書誌データをLinked Open Dataとして公開することを目的としていますが、2010年11月17日から、英国図書館(BL)の「英国全国書誌」(British National Bibliography)の1950年以降の全データ約300万件を公開しています。これは、2010年8月から開始された英国図書館による書誌レコードの無償提供を受けて実施されたもので、今後も英国図書館のデータを追加していくとのことです。
OCLCが、英国シェフィールド大学と共同で行う、目録のレコメンド機能の開発研究に対して、英国の芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council)から資金援助を受けると発表しています。利用者の需要や志向を調査し、WorldCatの書誌データのマイニングを行って、プロトタイプの構築を目指すとのことです。
米国議会図書館(LC)を中心に、ドイツ国立図書館、フランス国立図書館(BnF)、スウェーデン国立図書館(Sveriges Nationalbibliotek)、OCLCが共同で取り組んできた、ヴァーチャル国際典拠ファイル(VIAF)の構築プロジェクトに、チェコ国立図書館(National Library of the Czech Republic)とイスラエル国立図書館(National Library of Israel)が新たに参加することになったと発表されています。