書誌情報

Canadian Federation of Library Associations、BIBFRAMEに関するタスクフォースの最終報告を公開

2021年6月14日、カナダの図書館コミュニティを統合する組織Canadian Federation of Library Associations(CFLA-FCAB)が、同組織のタスクフォース“Canadian BIBFRAME Readiness Task Force”の最終報告を公開しました。

同タスクフォースは、MARCからBIBFRAMEへの移行がカナダの図書館にもたらす影響の概説や理解状況の把握、推奨事項の策定等を行うものとして、2018年に設立されました。報告書は、英語版とフランス語版が公開されており、現在のBIBFRAMEの適用・移行に関する状況、カナダの図書館におけるLinked Dataに関する検討事項、利害関係者等を整理しています。

また、同タスクフォースがカナダの図書館を対象に、BIBFRAMEに関する理解度と移行の準備状況等を評価することを目的として実施した調査の結果と、BIBFRAMEへの移行に関する推奨事項がまとめられています。

地元の著者の作品を蔵書の対象とし利用者にとって発見しやすくするための課題:カナダの公共図書館を対象とした調査(文献紹介)

2021年5月4日付で刊行された、“Pathfinder: A Canadian Journal for Information Science Students and Early Career Professionals”2巻2号に、カナダ・アルバータ大学図書館情報学大学院のRynnelle Wiebe氏による論文“Inclusion and Identification of Locally-Authored Items in Library Collections”が掲載されています。

本文献では、地元の著者(作家)の支援の一環として、公共図書館が、そのような著者の作品を、蔵書に含めているか/利用者に発見しやすくするようにしているか、を把握するため、ブリティッシュコロンビア州・アルバータ州・サスカチュワン州の12館を対象に、蔵書構築方針とメタデータの分析を行ったものです。

韓国国立中央図書館(NLK)、「所蔵情報用KORMARC」を22年振りに改訂

2021年4月19日、韓国国立中央図書館(NLK)が、「韓国文献自動化目録型式(KORMARC)-所蔵情報用-」(所蔵情報用KORMARC)を22年振りに改訂し、同館の「司書支援サービス」のページで公開しました。

「所蔵情報用KORMARC」は資料を所蔵する機関の情報・貸出情報・利用条件・複本数といった、図書館資料の効果的な管理や利用に必要な情報を体系的に構築し、相互交換するための標準形式です。

今回の改訂では、国内外の関連する標準との間の整合性が取れるように項目が調整されており、また、デジタル資料を効果的に管理するための項目も追加されています。

国立国会図書館、NDL書誌情報ニュースレター2021年1号(通号56号)(最終号)を公開

2021年3月26日、国立国会図書館(NDL)は、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2021年1号(通号56号)を掲載しました。

書誌データ広報の70年を振り返る記事や2021年1月からの書誌データ提供サービスの紹介、令和2年度書誌調整連絡会議の報告などが掲載されています。

なお、『NDL書誌情報ニュースレター』は、2021年1号(通号56号)をもって終刊となります。

書誌データの作成および提供 更新情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/data/news.html
※2021年3月26日付けのお知らせに、ニュースレターの公開が掲載されています。

NDL書誌情報ニュースレター2021年1号(通号56号)
https://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2021_1/index.html

国立国会図書館、「国立国会図書館書誌データ作成・提供計画2021-2025」を策定

2021年3月25日、国立国会図書館(NDL)は、「国立国会図書館書誌データ作成・提供計画2021-2025」を策定して公開しました。

「国立国会図書館書誌データ作成・提供計画2018-2020」の後継となる計画であり、2021年度からの2025年度までの5年間を計画期間としています。『日本目録規則2018年版』の適用、オンライン資料からの雑誌記事索引の作成、書誌データのオープン化等の2020年度までに実現した取組をさらに発展させるとともに、「国立国会図書館ビジョン2021-2025」の趣旨を踏まえた取組を加えた内容となっています。

新着情報一覧(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2021年3月25日付けの新着情報に「「国立国会図書館書誌データ作成・提供計画2021-2025」を掲載しました」とあります。

E2366 - JPROの書誌データポータルサイト「BooksPRO」

2020年11月16日,一般社団法人日本出版インフラセンター(JPO)の運営する出版情報登録センター(JPRO)は,書店の仕入担当向けに提供していたポータルサイト「BooksPRO」を図書館でも閲覧可能とした。本稿では,その経緯と現状について紹介する。

フランス・文化省、フランス国立図書館(BnF)と連携して実施した、図書館における目録に関する実践の調査結果を公開

2021年3月18日、フランス国立図書館(BnF)とフランス高等教育書誌センター(Abes)が共同で取り組む「書誌移行」(Transition Bibliographique)計画のウェブサイトに、フランス・文化省とBnFが連携して実施した、公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)における目録作成の実践に関するアンケート調査結果の公開について、記事が掲載されました。

同調査は、2019年に実施されたものであり、県立図書館59館、市町村およびコミューン連合の図書館204館から回答が寄せられました。記事の中では、調査の目的として、公読書のための図書館における専門家による目録作成の実践や、「書誌移行」計画の研修に対するニーズ・期待を把握することが挙げられています。

公開された報告書は、2021年2月付けとなっており、調査結果について、以下の項目がまとめられています。

・回答した図書館の種類
・目録作成の実践と組織
・図書館管理統合システム(Systèmes Intégrés de Gestion des Bibliothèques:SIGB)
・「書誌移行」計画に関する認識
・県立図書館に焦点を当てた調査結果の分析

コロナ禍におけるメタデータ:米・電子図書館連合(DLF)参加機関における取組事例(記事紹介)

2021年2月3日付で、米・電子図書館連合(DLF)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における、メタデータに関するプロジェクトや活動を紹介する記事を掲載しました。

同記事は、電子図書館の標準・ツール・実践等の課題に取り組むAssessment Interest Group(DLF AIG)の、メタデータワーキンググループによるものです。同ワーキンググループでは、通常は来館者サービス等別の業務を行っている職員に仕事を提供するために、リモートやオンラインでできる業務として、デジタルコレクションに関する作業を増強した方法ついて議論が行われてきました。

記事の中では、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により休館、テレワーク体制となった以下の機関における、他部局の職員や学生スタッフ等を取り込んだ、デジタル資料に関するメタデータ作成・修正やテキスト化、索引付与のプロジェクト、新たなデジタルコレクション構築をはじめとした取組の内容や実施方法、成果等が紹介されています。

フランス国立図書館(BnF)、識別子に関する方針を公開

2021年2月2日、フランス国立図書館(BnF)が、書誌情報における識別子の方針をまとめた文書の公開を発表しました。

BnFの識別子に関する戦略に基づいた基本原則を明示する文書であり、同原則は、BnFが割り当てや登録に責任を負う、あるいは責任を負う可能性のある識別子に適用されます。Archival Resource Key(ARK)を始めとした、物理的資料やデジタル資料に付与される識別子や、ISNI・ISSNといった、資料へのアクセスを可能にする識別子が含まれると述べられています。

文書の中では、識別子に関する定義やBnFの活動およびその意義等をまとめ、基本原則として以下のような項目を示しています。

・幅広くかつ安定的にコミュニティ内外の取組の成果を取り入れること
・わかりやすく、明確な実施方針を持つこと
・技術的に永続的であること
・技術的、政治的にオープンかつ中立的であること

米国議会図書館(LC)の写真コレクション“Anthony Angel Collection”(記事紹介)

2021年1月28日付で、米国議会図書館(LC)が、同館が所蔵する、米国の写真家Angelo Rizzutoが撮影した写真のコレクション“Anthony Angel Collection”に関する記事を、ブログで公開しました。

同コレクションは、1949年から1967年に撮影された、ニューヨークの写真等約60,000枚の写真により構成されており、約1,400枚の自由利用可能な画像がオンラインで公開されています。

記事の中では、同コレクションの組織化・記述を行ったプロジェクトについて紹介されています。コレクションには、コンタクトシート(写真の縮小版一覧)、印刷された写真、ネガフィルム、小冊子等が含まれており、撮影者であるAngelo Rizzutoによる記述が不足しているため、研究者向けの記述や検索システムの整備のためには課題があったと述べられています。

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