日本情報

国際日本文化研究センター、『世界の日本研究 2019』を刊行:全文をオンライン公開

2020年3月25日、国際日本文化研究センターは、『世界の日本研究 2019』の刊行を発表しました。

1990年に創刊された、海外の日本研究の動向に関する情報を掲載する不定期出版物『世界の日本研究』の最新号であり、同センターの研究成果を公開する学術リポジトリ「日文研オープンアクセス」で全文が公開されています。

トピックス一覧(国際日本文化研究センター)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/arrival
※2020年3月25日付けのトピックスに「『世界の日本研究 2019』を刊行しました」とあります。

世界の日本研究(日文研オープンアクセス)
http://publications.nichibun.ac.jp/pc1/ja/data/seni/

米・カリフォルニア大学バークレー校図書館、同館のデジタルコレクションへのポータルサイト“Digital Collections”を公開

2020年3月5日、米・カリフォルニア大学バークレー校図書館が、同館の増え続けるデジタルコレクションへのポータルサイトとして、今週、“Digital Collections”を公開したと発表しています。

同サイトには、ロシアの女性作家のコレクション、日本の古地図、ラテンアメリカの雑誌、中国の政治的なポストカードのほか、地元のサンフランシスコ湾の湾岸地域に関する資料が含まれ、今回、同館との恒久的合意のもと、学生新聞であるThe Daily Californianの最新号の1年間のエンバーゴ期間を除いた創刊号からの全ての号が掲載されました。同館の同紙のコレクションには欠号があることから、それらへの対処については今後検討するとしています。

同サイトは、コレクション・年代・媒体によるフィルタリングが可能で、また、搭載されている文書・画像・音声・ビデオ・楽譜・地図はダウンロード可能なほか、OCR技術によってテキスト化もされています。

IIIFにも対応しています。

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、バチカン図書館所蔵の日本関係史料のデジタル化と調査・研究を進める資金獲得のためクラウドファンディングを開始

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、2020年2月28日から4月30日まで、クラウドファンディングプロジェクト「バチカン図書館に収蔵された日本関連史料の謎に迫る!」を実施しています。プロジェクトの目標金額は150万円です。

同プロジェクトは、アカデミスト株式会社が運営する学術系クラウドファンディングサービス「academist」上で実施されています。研究・分析が進んでおらず史料的価値は未知数ながら、バチカン図書館に数多く収蔵された奈良時代の古写経や江戸時代の和綴本をはじめとする日本関連史料について、デジタル化・デジタルアーカイブとしての公開・調査研究の推進のための資金獲得を目的としたプロジェクトです。

支援は1,000円から行うことが可能で、支援額に応じて、書籍のデジタル化体験・KU-ORCASグッズ等のリターンが用意されています。

米・カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館の日系アメリカ人強制収容に関する50万点以上のデジタル化資料(記事紹介)

2020年2月19日付で、米・カリフォルニア大学バークレー校図書館が、同校バンクロフト図書館の日系アメリカ人強制収容に関するデジタル化資料を紹介する記事を公開しています。

米国では、第二次世界大戦中の1942年春に約12万人の日系アメリカ人について強制収容所への収容が行われました。この日系アメリカ人の強制収容については、1945年9月に強制収容と収容所の監督を担当する戦時転住局(War Relocation Authority:WPA)が写真・報告書や被収容者の手紙等を含む、強制収容に関する広範な記録の写しをバークレー校へ提供しています。また、1940年代後半には、日記やインタビュー、収容所を訪れた学生による現地調査報告等で構成された、同校の社会学者トマス(Dorothy Swaine Thomas)教授による別の大規模コレクションが同校の図書館へ提供されています。こうした経緯を経てバンクロフト図書館は、世界有数の日系アメリカ人強制収容に関する資料を包括的に所蔵する機関となりました。

徳島大学附属図書館、同館の「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」で画像公開中資料の詳細ページに英訳を追加:英語タイトルにはローマ字読みを採用

2020年1月23日、徳島大学附属図書館は、クラウドファンディングサイト「OTSUCLE」の活動報告上で、同館が提供している古地図のWEBサイト「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」において、1月22日から英訳を公開したことを発表しました。

「貴重資料高精細デジタルアーカイブ」での英訳公開は、同館が2019年2月から3月まで実施したクラウドファンディングプロジェクトの成果として実施されました。画像公開中資料の詳細ページに英訳が追加されています。

英訳にあたって、固有名詞である地図名は国外でもその名前で知られていることが予想されるため英語タイトルにはローマ字読みを採用していること、備考欄に古地図の成立過程なども加味した英訳も付記し内容が伝わるように配慮していることが併せて発表されています。

英訳を公開しました!(OTSUCLE,2020/1/23)
https://otsucle.jp/cf/project/2626.html

米・ハワイ大学マノア校ハミルトン図書館、フランク・ホ―レー氏の遺族から江戸時代の捕鯨の様子を描いた絵巻「鯨魚覧笑録」(二巻)の寄贈を受ける:同館「阪巻・宝玲文庫」の一部に

2020年1月24日、米・ハワイ大学マノア校は、同校のハミルトン図書館が、フランク・ホ―レー(Frank Hawley)氏の息子であるJohn Harvard Hawley氏の妻・Deborah Rudolph氏から、絵巻「鯨魚覧笑録」(二巻)の寄贈を受けたと発表しています。

1819年に作成された捕鯨の全過程が描かれた絵巻で、東京国立博物館にも同タイトルであまりカラフルでないものが所蔵されていると説明されています。

同資料は、英国人ジャーナリストであるフランク・ホ―レー氏が収集した琉球関係資料に元ハワイ大学教授の阪巻駿三氏の個人コレクションを加えて成立した、同館アジアコレクションの「阪巻・宝玲文庫」に加えられるとしています。

Rare Japanese scrolls gifted to Hamilton Library(University of Hawaiʻi at Mānoa, 2020/1/24)
http://manoa.hawaii.edu/news/article.php?aId=10401

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブがWorldCatの検索対象になったと発表

2020年1月27日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブが総合目録WorldCat及びディスカバリーサービスWorldCat Discoveryの検索対象になったと発表しています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: WorldCatで京都大学の貴重資料画像を検索できるようになりました(京都大学図書館機構, 2020/1/27)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1384098

参考:
奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始
Posted 2017年2月8日
https://current.ndl.go.jp/node/33409

米・カリフォルニア大学ロサンゼルス(UCLA)校、日本語学習者のためのオープン教育資源として同校学生の日本語創作文芸を編集した「リレー小説集」を公開

2019年12月18日、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス(UCLA)校図書館と同校のアジア言語文化学部は、同校学生による日本語創作文芸を編集した『日本語学習者による創作文芸コレクション:リレー小説集(“Collection of Creative Writing by Learners of Japanese Relay Essay”)』の公開を発表しました。

この作品は同校アジア言語文化学部のハヤシ(Asako Hayashi Takakura)講師の下で、日本語研究を専攻する3年生から4年生の学生が創作した8編の日本語文芸の編集作品です。K-12(幼稚園から高校まで)向けの教材がごく限られたものしかない日本語学習の分野において、将来の日本語学習者の活用可能な教材を提供することが、作品の制作・公開の背景として挙げられています。

『日本語学習者による創作文芸コレクション:リレー小説集』は、CC-BY-SA 4.0のライセンスが付与され、同大学の機関リポジトリeScholarshipで公開されています。

米・デューク大学図書館が2019年に公開したデジタルコレクション:占領期日本で撮影された写真のアルバムも(記事紹介)

米・デューク大学図書館のデジタルプロジェクトチームによる2019年12月15日付けの記事で、同館が2019年に公開したデジタルコレクションの一覧が掲載されています。

アフリカ系米国人兵士の写真アルバムも公開対象となっており、その中には占領期日本で撮影された写真のアルバム“Henry Heyliger photograph album of occupied Japan”、“Maynard Miller photograph album of occupied Japan”も含まれています。

Digital Collections 2019(デューク大学図書館, 2019/12/15)
https://blogs.library.duke.edu/bitstreams/2019/12/15/2019-in-digital-collections/

E2203 - 第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2019年9月18日から21日までの4日間,「日本学資料の再考 Rethinking resources for Japanese studies」を全体テーマとして,ブルガリアの首都ソフィアにある聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学講堂を会場に第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会が開催された(E2073ほか参照)。13のセッションに分かれて37件(51人)の発表が行われ(英語による発表が23件,日本語による発表は14件),朝日新聞社や紀伊国屋書店などによるリソース・プロバイダー・ワークショップも実施された。

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