日本情報

北米の東アジア研究図書館における日本語の漫画雑誌の所蔵状況等に係る調査(文献紹介)

2021年2月に刊行された、東亜図書館協会(CEAL)の“Journal of East Asian Libraries”の172号に、米・スタンフォード大学のVictoria Rahbar氏による報告記事“Report on Japanese-Language Manga Magazine Survey 2020”が掲載されています。

本文献は、北米の東アジア研究図書館における日本語の漫画雑誌の所蔵状況や、図書館員が日本語の漫画雑誌を収集する、もしくは、収集しない要因を明らかにするために行った調査の報告記事です。

調査は、CEAL加盟館のうちの43館に対し、2020年2月24日に電子メール(8問)を送付して行われました。本文献は、2020年4月15日までに回答のあった15館のうち、スクリーニング質問に回答しなかった2館を除いた13館分の回答を用いて分析されています。

調査結果として、回答館のうち30.77%が日本語の漫画雑誌コレクションを所蔵していること、日本語の漫画雑誌コレクションを構築するプラスの要因として研究・指導上のニーズや学生からのリクエストがあること、マイナスの要因としては、整理・製本、予算、保存スペースに係る問題があることが紹介されています。

また、回答館のうち、

国際日本文化研究センター、「NIMOU(日本研究情報網)」を公開:日本研究に携わる世界の研究者・機関に関するデータベースをリニューアル

2021年3月2日、国際日本文化研究センターは、日本研究に携わる世界の研究者・機関に関するデータベースをリニューアルした「NIMOU(日本研究情報網)」を公開しました。

具体的な利用例として以下の6点があげられています。

・講演を依頼する研究者を探す。
・国際研究会の参加者を募る。
・研究会の仲間を探す。
・他国にカウンターパートを探す。
・各国の日本研究の動向を知る。
・研究者や機関について、ニモウに登録のウェブサイトや資料を通して情報を収集する。

「NIMOU(日本研究情報網)」データベースをリニューアルしました(国際日本文化研究センター,2021/3/2)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2021/03/02/s002/

米国議会図書館(LC)アジア部所蔵の日本古典籍に関するデジタル画像コレクション“Japanese Rare Book Digital Collection”(記事紹介)

2021年2月17日付で、米国議会図書館(LC)が、同館の地域研究(Area Studies)に関する4部門が運営するブログ“4 Corners of the World”において、2020年12月に公開を開始した“Japanese Rare Book Digital Collection”の紹介記事を掲載しています。

“Japanese Rare Book Digital Collection”は、LCのアジア部が所蔵する日本古典籍のデジタル画像コレクションです。2021年2月時点で、『源氏物語』の写本、奈良絵本の4作品、日本で作成され研究者による序や注釈を一部含む漢籍の写本など、大半が江戸時代以前に成立し希少性の高い日本古典籍35作品を収録しています。ブログ記事は、コレクションのオンライン公開に当たって新たに25作品がデジタル化されたことに触れながら、収録作品の特徴・背景等を紹介する内容です。

在済州日本国総領事館、閉室した公報文化センター図書室旧蔵の日本書籍を済州特別自治道漢拏図書館に寄贈

2021年1月22日、在済州日本国総領事館が、1月8日に閉室した同総領事館の公報文化センター図書室旧蔵の日本書籍約140冊を、済州特別自治道漢拏図書館に寄贈したと発表しています。

閉室した同センター図書室の旧蔵書を有効活用することを目的に、外国語資料室がある漢拏図書館に寄贈を行ったものです。

漢拏図書館への日本書籍寄贈(在済州日本国総領事館,2021/1/22)
https://www.jeju.kr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00201.html

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、カザフスタン国立図書館に韓国資料室(Window on Korea)を設置
Posted 2020年10月9日
https://current.ndl.go.jp/node/42226

E2331 - 日本古典籍研究国際コンソーシアムの設立について

2020年11月1日,国内外58機関(国内28,海外30)の参加を得て,日本古典籍(19世紀までの日本で作られた書物の総称)を対象とした世界初のコンソーシアムである「日本古典籍研究国際コンソーシアム」(英名Global Consortium for Japanese Textual Scholarship)が設立された。

英国図書館(BL)、イギリス東インド会社のアーカイブに保存されたウィリアム・アダムス(三浦按針)の手紙をオンラインで公開

英国図書館(BL)によるブログ“Untold lives”の2020年11月17日付け記事で、ウィリアム・アダムス(三浦按針)の手紙をオンラインで公開したことが紹介されています。原本は同館が所蔵するイギリス東インド会社のアーカイブで保存されています。

乗船していた商船リーフデ号が1600年に日本に漂着した後、ウィリアム・アダムスは日本での生活の中でイギリス・オランダの東インド会社の手助けを行っています。そのような経緯から、イギリス東インド会社のアーカイブにはウィリアム・アダムスが日本から同社やその関係者宛てに送った手紙が含まれています。

米・Illinois Open Publishing Network(IOPN)、オープンアクセスの査読誌“Journal of Anime and Manga Studies”の創刊号を公開

2020年10月14日、米・Illinois Open Publishing Network(IOPN)が、オープンアクセスの査読誌“Journal of Anime and Manga Studies”の創刊号公開を発表していました。アニメ・マンガ・コスプレ・ファンダムに関する研究や書評を扱う学術誌であり、創刊号には米国におけるアニメの普及等に関する論文5本及び書評1本が含まれています。

IOPNは、米・イリノイ大学図書館の学術コミュニケーション・出版ユニットが運営するデジタル出版サービスであり、“Journal of Anime and Manga Studies”の編集長は、同大学情報学大学院(iSchool)の卒業生で米・エモリ―大学の法律図書館員であるBilly Tringali氏が務めています。

松本市中央図書館(長野県)、同館が所蔵する邦字新聞『ユタ日報』のオンライン公開を発表:米・スタンフォード大学フーヴァー研究所「邦字新聞デジタル・コレクション」での公開

2020年10月22日、松本市中央図書館(長野県)は、同館が所蔵する邦字新聞『ユタ日報』のオンライン公開を発表しました。

『ユタ日報』は、1914年から1991年まで米・ユタ州ソルトレークシティで刊行された日本語の新聞です。1993年に、同紙の刊行に携わった寺澤畔夫・國子夫妻の家族から松本市に寄贈されました。

今回のデジタル化と公開は、同館と米・スタンフォード大学フーヴァー研究所との提携により実施され、フーヴァー研究所の「邦字新聞デジタル・コレクション」上で1914年分から1947年分までが公開されています。

同館によるお知らせでは、「邦字新聞デジタル・コレクション」がOCR処理による本文テキスト化を実施していること、そして、本文検索機能を高めるためにテキスト校正のボランティアを募集していることを紹介しています。

E2304 - フランスの図書館ではどのような本が読まれているのか?

2020年6月5日,フランス文化省は2019年版の“ Baromètre des prêts et des acquisitions dans les bibliothèques de lecture publique”を発表した。これは,公共図書館における資料の貸出・購入実績の年次動向調査の報告書であり,2014年に開始された同調査の6回目にあたる。なお,本稿では「公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)」を便宜上「公共図書館」と意訳した。「公読書(lecture publique)」とは,市民の読書の機会保障を国や自治体の責務として位置づけるフランス行政独自の概念であり,その主な担い手は公共図書館である。

米・ミシガン大学出版局、アジア研究関連の重要書籍100タイトルのコレクションをオープンアクセス(OA)により公開

2020年9月2日、米国のミシガン大学出版局(University of Michigan Press)は、アジア研究関連の重要書籍100タイトルのコレクション“Michigan Asian Studies Open Access Books Collection”をオープンアクセス(OA)により公開したことを発表しました。

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