日本情報

米・スタンフォード大学のフーバー研究所図書館・文書館、明治期から第二次世界大戦期までの日本のプロパガンダに関するオンライン展示を公開

2021年10月5日、米・スタンフォード大学のフーバー研究所図書館・文書館(Hoover Institution Library & Archives)は、オンライン展示“Fanning the Flames: Propaganda in Modern Japan”の公開を発表しました。

フーバー研究所図書館・文書館が所蔵する錦絵や紙芝居など、明治期から第二次世界大戦期までの日本のプロパガンダに関する資料を紹介するオンライン展示です。

発表では、2021年6月に同名の書籍(同研究所“Japanese Diaspora”コレクションのキュレーターKaoru Ueda氏が編者を担当)が刊行されていること、10月末には同研究所において実物展示の開催を予定していることにも言及しています。

韓国国会図書館(NAL)、AI日本法自動翻訳サービスの提供開始

2021年9月7日、韓国国会図書館(NAL)が、9月8日から同館ウェブサイトを通じて、AI日本法自動翻訳サービスの提供を開始すると発表しています。NAVER社の翻訳アプリPapagoと共同開発したもので、2020年7月20日に両者が締結した覚書にもとづくものです。

同サービスは、日本の法体系と法律用語を学習しており、参議院規則の「常会」は「정기회(定期会)」、「先取特権」は「우선변제권(優先弁済権)」のように、一般的な翻訳より正確な翻訳結果を算出すると説明されています。

今回のサービス開始により、翻訳予算の削減効果や、法曹界や研究者の利用が期待されているほか、公開構築された法律分野のAI学習データは人工知能の産業生態系構築のインフラとしても活用される予定としています。

米・コロラド大学における日本人・日本人コミュニティの歴史プロジェクト(記事紹介)

2021年8月27日、米国のコロラド大学ボルダー校が、同校が実施する “CU Japanese and Japanese Community History Project”についての記事を掲載しました。

同大学における日本人・日本人コミュニティの第2次世界大戦から現在までの歴史に関するプロジェクトあり、2019年から実施されています。記事によると、教職員や学生により、数百の文書・写真・音声・録画映像・オーラルヒストリー等が同大学のコレクションに追加されました。

デジタル化された資料は、同大学のデジタルアーカイブ“CU Digital Library”で閲覧可能です。

英国国立公文書館(TNA)、首相府・内閣府の1997年の文書を追加公開

2021年7月20日、英国国立公文書館(TNA)は、同国の首相府及び内閣府の1997年の文書を追加公開したと発表しています。

ブレア政権初期の頃のもので、フランス・米国・日本・ロシアといった国々との交渉にかかるファイルも含まれると説明されています。

1997年のメージャー政権末期のものはすでに公開されています。

More Prime Minister’s files from 1997 released(TNA,2021/7/20)
https://livelb.nationalarchives.gov.uk/about/news/more-prime-ministers-files-from-1997-released/

北米日本研究資料調整協議会(NCC)、日本・北米・欧州の諸機関が公開する日本関連デジタル画像のデータベース“NCC Japanese Digital Image Gateway”を正式公開

2021年7月12日、北米日本研究資料調整協議会(NCC)は、データベース“NCC Japanese Digital Image Gateway”(DIG)の正式公開を発表しました。日本・北米・欧州の大学・アーカイブ・図書館・博物館等が所蔵・公開する日本関連デジタル画像のポータルサイトであり、2021年6月時点で184のリソースを収録しています。

DIGは、米・プリンストン大学東アジア図書館の日本研究司書であるSetsuko Noguchi氏と、NCCの情報リソーススペシャリストであるNaoko Kato氏により構築されました。タイトル・キーワード・説明文を対象にした検索や、主題分類による検索が可能です。また、日・英二言語での利用に対応しています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、サービスハブ“Orbis Cascade Alliance”からのコンテンツの提供を開始

2021年6月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、サービスハブである“Orbis Cascade Alliance”からの5万点を超すコンテンツの提供を開始したと発表しています。“Orbis Cascade Alliance”は、太平洋北西岸の37の大学図書館によるコンソーシアムです。

今回提供が開始されたコンテンツは、オレゴン州・ワシントン州・アイダホ州の機関からのものであり、日系アメリカ人の強制収容所内の様子を撮影した写真のコレクション「ジョージ&フランク・ヒラハラコレクション」(ワシントン州立大学)・「クースキア強制収容所スクラップブック」(アイダホ大学)、ワシントン州・アイダホ州に居住するインディアンであるネズ・パース族を撮影した写真のコレクション(ワシントン州立大学)、リード大学アーカイブズにある1960年代・1970年代の学生の抗議活動の写真(リード大学)、女性の季節労働としての梨の梱包作業の様子を撮影した写真(南オレゴン大学)が含まれています。

フィンランド国立図書館、同館の日本関連コレクションをオンラインで検索可能に

2021年5月31日、フィンランド国立図書館が、同館の日本関連のコレクションを、統合検索サービス“finna”上でのオンライン検索を可能にしたと発表しました。

検索可能となったのは、 “Japonica collection”と“Buddhist collection”です。これらのコレクションは、これまで紙でのみ目録が作成されており、オンラインでの検索ができなかったと述べられています。

“Japonica collection”は、20世紀初期にヘルシンキ大学が、フィンランドの初代駐日公使であるG. J. Ramstedt等から寄贈を受けた和書等、約620タイトル1,400冊以上で構成されています。“Buddhist collection”は、1968年に駒澤大学と愛知学院大学から寄贈を受け、1973年に補完されたものであり、主に仏教関連の文献で構成されています。

なお、資料はフィンランド在住者が利用でき、特別コレクションに該当する資料は特別コレクションの閲覧室で利用可能とされています。

長崎県と公益財団法人角川文化振興財団、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を実施:バチカン使徒図書館等の日本関係文書の調査研究活動

2021年4月15日、株式会社KADOKAWAのウェブサイトに、長崎県と公益財団法人角川文化振興財団が、「バチカンと日本 100年プロジェクト」を発表したことが掲載されました。

教皇庁文化評議会(Pontificium Consilium de Cultura)の後援を得たものであり、プロジェクトの中心は、バチカン使徒図書館やバチカン使徒文書館等に所蔵されている日本関係文書の調査研究活動と述べられています。

トピックス一覧(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/
※2021年4月15日付で、「【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!」が掲載されています。

【長崎県×角川文化振興財団】共同で行う国際文化交流プロジェクトを発表!(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/topics/5691

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