2021年1月15日、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration:FAA)は、同局に設置された航空安全局(Office of Aviation Safety:AVS)作成の規制文書を一元的に検索・閲覧可能なシステムとして、“Dynamic Regulatory System (DRS)”を開設したことを発表しました。
DRSは10種類以上のリポジトリに収録された65種類以上の類型の文書を、一元的に検索可能なシステムとして構築されました。“Flight Standards Information System”や“Regulatory Guidance System”などの情報も含めて、AVSによる航空の安全に関わる200万件以上の規制文書の検索・閲覧が可能である、とあります。
DRSに収録された各文書には、根拠となる連邦規則集(Code of Federal Regulations)の該当条項へのリンクが形成されており、文書の改訂履歴の表示にも対応しています。また、常に最新情報を提供できるように、24時間ごとにシステムの更新が行われています。
2020年12月8日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と米国連邦議会下院・上院と協力し、10年分の立法データを、“govinfo”の“Bulk Data Repository”で公開したことを発表しました。
今回追加されたのは、2003年から2012年(第108議会から第112議会)にかけての法案ステータス情報であり、 “Bulk Data Repository”からXMLフォーマットでダウンロードできます。なお、発表によると、これまでは、2013年から2020年(第113議会から第116議会)にかけての法案ステータス情報が公開されていました。
2020年11月17日付で、米国議会図書館(LC)の議会調査局(CRS)は、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)による州への助成金プログラム(Grants to States program)について報告したCRSレポートとして、“Institute of Museum and Library Services Grants to States Funding Formula: In Brief”を公開しました。
2020年12月1日、米国アーキビスト協会(SAA)は、連邦政府記録の管理に関する推奨事項“Recommendations on Federal Archives and Records Management Issues”をバイデン氏の政権移行チームに提出したことを発表しました。米・州公文書館館長会議(CoSA)、米・地域アーカイブ協会コンソーシアム(Regional Archival Associations Consortium:RAAC)、米・全国政府アーカイブズ記録管理者協会(National Association of Government Archives and Records Administrators:NAGARA)との連名による提出です。
推奨事項では、公務員の記録管理責任、連邦政府の電子記録管理、米・国立公文書館(NARA)、連邦政府によるアーカイブズへの助成、(文書の)機密解除、情報公開法(Freedom of Information Act)の遵守、米国著作権法と知的財産権に関する内容に言及しています。
2020年10月7日、カナダ統計局は、国内のデータサイエンス関係者への共同作業・情報共有・最新ツールの学習等のための空間提供を目的とした「連邦公共サービスのためのデータサイエンスネットワーク(Data Science Network for the Federal Public Service)」立ち上げを発表しました。