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E1727 - 実験的ディスカバリサービス「NDLラボサーチ」の紹介

 

●はじめに

 国立国会図書館(NDL)次世代システム開発研究室は,当館が所蔵するデジタル化資料のデータや書誌情報などを用いて,東京大学や国立情報学研究所といった大学や研究機関と共同で次世代の図書館サービスの検討に資するための調査研究を行っており,その実験の場としてNDLラボを運営している。本稿ではNDLラボで公開している成果のうち,実験的なディスカバリサービスである「NDLラボサーチ」を紹介する。

 

E1717 - お茶の水女子大学「図書館入試」実施に向けたプレゼミナール

○「新フンボルト入試」とは
 本学では,2017年度入学者を選抜する入試から,従来のAO入試を改革した「新フンボルト入試」を開始する。改革の目的は,潜在的な能力,とりわけ大学入学後の学びや社会に出た後に,その能力を大きく伸ばせる「のびしろ」を持った学生の選抜にあり,定員は現AO入試の2倍の20名となる。1810年のベルリン大学創立の立役者であり,潮木によれば「現場密着型の研究と教育の一体化を提唱」した,ヴィルヘルム・フォン・フンボルトに因んで命名された。一次選考を兼ねる文理共通のプレゼミナールと,二次選考(文系「図書館入試」,理系「実験室入試」)の二段構えで,単に知識の多寡を問うのではなく,「課題を探求・発見」し,「必要な資料やデータを活用」し,「オリジナルな解を導き出す」力を測定する。

E1706 - Elsevier APAC eBooks Forum 2015における発表報告

 2015年7月9日と10日にオーストラリアのブリスベンでElsevier APAC eBooks Forum 2015が開催された(E1600E1605参照)。このフォーラムは,アジア太平洋地域の図書館関係者やElsevier社員が電子書籍サービスについて情報交換を行う機会となっている。第5回目となる今回は“eBooks - Putting Librarians and Researchers ‘In the Know’”という全体テーマを掲げ,約30名の参加者が集い,8本のプレゼンテーションや,資料収集における投資対効果(Return On Investment:ROI)に関するグループディスカッションが行われた。

E1697 - NII,“CiNii Dissertations”を試験公開

 2015年6月11日,国立情報学研究所(以下NII)は,日本国内の大学および独立行政法人大学評価・学位授与機構が博士の学位を授与した論文(以下博士論文)のメタデータを,CiNiiインターフェース(CA1691参照)において無料で検索することができる“CiNii Dissertations”を試験公開した。

国立情報学研究所(NII)、情報アクセス技術の評価ワークショップ「NTCIR」での活用のため、「Yahoo!検索」の検索クエリデータの無償提供を受けることを発表

2015年7月17日、国立情報学研究所(NII)はヤフー株式会社との提携により、Yahoo! JAPANから「Yahoo!検索」の検索クエリデータを無償提供をうけることを発表しました。情報アクセス技術の評価ワークショップ「NTCIR(エンティサイル)」の参加者向けに提供されるもので、同ワークショップに参加する研究グループは無償で活用できるとのことです。

なお、提供されているデータは、2009年7月から2013年6月までの期間に「Yahoo! 検索」で検索されたクエリを集約して作成されたものとのことで、また、「Yahoo!検索」の利用者個人の操作履歴や識別子、属性といった個人情報については含んでいないとのことです。

NTCIR
http://research.nii.ac.jp/ntcir/index-ja.html

新着情報(NTCIR, 2015/7/17)
http://research.nii.ac.jp/ntcir/news-20150717-ja.html

NIIとYahoo! JAPANが検索技術研究のために新たな提携/「Yahoo!検索」の検索クエリデータをNIIのワークショップに無償提供(NII, 2015/7/17)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0717

10代の若者の医療・健康情報入手方法 インターネットで情報を得る者の過半数はGoogleを利用、半数は検索結果の1件目しか閲覧しない(米国)

市場調査会社GfKが米国の13~18歳の若者を対象に実施した医療・健康情報の入手方法に関する調査の結果がeMarketerで紹介されています。この調査は米ノースウェスタン大学に提出され、報告書としてまとめられたものです。

調査の結果、回答者の25%が医療・健康情報の多くをインターネットから入手しているとしていました。この割合は両親(55%)、学校の授業(32%)、医師・看護師(29%)よりは低いものの、図書やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌記事等、人間以外の情報源の中では最も高くなっていました。また、インターネットで医療・健康情報を得る回答者の58%はGoogle、15%は他のサーチエンジンを利用していました。さらに回答者の44%は複数のサイトを見比べるものの、50%はまず検索結果の1件目を閲覧し、そこで満足する情報が得られればそれ以外のサイトは閲覧していないとしていたとのことです。

Teens Google Away for Health Info(eMarketer、2015/6/19付け)
http://www.emarketer.com/Article/Teens-Google-Away-Health-Info/1012627

国立情報学研究所、日本の博士論文を検索できるCiNii Dissertations試験公開開始

2015年6月9日、国立情報学研究所は日本の博士論文の検索サービス、CiNii Dissertationsを公開しました。現在は試験公開中ですが、2015年10月から正式に提供開始するとのことです。

CiNii Articles、CiNii Booksと同様のインタフェースから博士論文を検索できるほか、機関リポジトリや国立国会図書館デジタルコレクションに本文がある場合には本文へのリンクも表示されます。

CiNii Dissertations - 日本の博士論文をさがす
http://ci.nii.ac.jp/d/

CiNii Dissertations 公開について(国立情報学研究所, 2015/6/11)
http://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20150611

国内唯一 日本の博士論文を一元的、網羅的に検索できる新サービス「CiNii Dissertations」の試験運用を開始(国立情報学研究所, 2015/6/24)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0624/
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20150624.pdf
※2つめのリンクはプレスリリースです。

Twitter(cinii_jp)

英国国立公文書館(TNA)、文書館の情報を検索できるサービス”Find an archive”を公開

英国国立公文書館(TNA)は、2015年3月18日、文書館の情報を検索できる新しいサービス”Find an archive”を公開しました。

このサービスは、従来の”ARCHON Directory”に代わるもので、文書館にアクセスするために必要な情報や各文書館の所蔵文書の概要などを知ることができ、地図上での文書館の検索や英国関連の文書を所蔵する各国の文書館の検索なども可能とのことです。TNAの検索システム”Discovery”内で提供され、”Discovery”の保有する、TNAや英国内の2,500以上の文書館が所蔵する3,200万の文書に関する情報にアクセスすることができるとのことです。

Find an archive in Discovery, our catalogue(TNA, 2015/3/18)
http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/find-archive-discovery-catalogue/

Find an archive in the UK and beyond
http://discovery.nationalarchives.gov.uk/find-an-archive

参考:

韓国の国会図書館、データベース「ヒューマンネットワーク」の試験サービスを開始

2014年12月30日、韓国の国会図書館が、データベース「ヒューマンネットワーク」の試験サービスを開始しました。

同サービスは、国会議員と専門家のプロフィールや写真が登録されたデータベースで、国会議員と専門家や、専門家同士が情報を共有し、コミュニケーションするといった人的ネットワークの支援を目的としたもののようです。

検索した際には、関連する分野・人物まで幅広く検索するように設計されており、専門家の人的ネットワークを見ることができるほか、専門家とリアルタイムで会話をして政策を提案することができる場も設けられているとのことです。

国会議員と専門家グループに限って試験サービスを開始ししたようですが、今後は国民向けのサービスも展開する計画とのことです。

국회 휴먼네트워크 시범서비스 시작(국회도서관,2014/12/31)
http://www.nanet.go.kr/06_introduce/06_cyberhongbo/02/listNalBroadcast.jsp?seq=16467

PMCに論文情報の書き出し機能が実装される

生物医学・生命科学分野を対象とした無料の論文アーカイブPMC(PubMed Central)が、論文の引用時等に使える、論文情報の書き出し機能を新たに実装していました。

論文検索結果画面等に表示される”Citation”というリンクをクリックすると、その論文の情報を米国医師会(AMA)、米国医学図書館協会(MLA)、米国心理学会(APA)の定める引用文献書式で表した場合の表記が示されます。また、JSON、RIS等の形式で文献情報をダウンロードすることもできるようになったとのことです。

November 18, 2014 — Citation Exporter Feature Now Available(New in PMC、2014/11/18付け)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/about/new-in-pmc/#2014-11-18

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